『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』舞台挨拶レポートのご紹介

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』がいよいよ今週で終了します。


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                                                                           © TBSテレビ


本作は本上映前に、佐古忠彦監督小堀勝啓さん(フリーアナウンサー)にお越し頂き特別先行試写会を行い、初日と2日目には佐古監督内村千尋さん(不屈館館長/瀬長亀次郎さんの次女)による舞台挨拶を行いました。
たくさんの方にご来場いただき、おかげ様で6週間に及ぶロングラン上映となりました。

今回は、2日間行った舞台挨拶の様子から抜粋してお伝えします。夜の時間帯の舞台挨拶でしたが両日とも多くの方にお越しいただきました。



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◎瀬長亀次郎さんを取り上げたキッカケ



佐古監督:…沖縄で取材をし続けて20年以上になるんですね。ですから、いつの間にかこの瀬長亀次郎という人の存在を知り、そして沖縄の皆さんに鮮烈な記憶を残している人だなぁという印象がずっとありました。
この3月まで私はテレビに出てニュースを伝えたり解説したりする立場だったんですが、沖縄の問題を伝える度に、どうしても日々の瞬間的な事象を捉えるだけのニュースになっていたものですから、どうしても全体像を伝えきれていないなという思いがあるのと同時に、辺野古の問題が出てくる度に、また沖縄の人が反対しているというような一面的な部分だけを見た批判というのが本土から上がってくる。
これはどうしたものかなと思った時に、本土の人々の認識の中から戦後史というのものがスッポリ抜け落ちているのではないかなという気が強くいたしました。
そこの事実を知れば、もっとこの問題が包んでいる、ある種の理由であるとか背景であるとか、また核心部分に近づけるのではないかなという思いがずっとあったんです。
それがやはり、本土から抜け落ちているってことは本土にちゃんと伝えられていないってことですよね。
であるならば、その戦後史の主人公の一人であるこの亀次郎さんを通して戦後史を伝えてみたいと思ったんです。
その想いから、はじめて私は不屈館にお邪魔して、資料の山を見てこれを形にしたいと思って、一度去年8月にテレビのドキュメンタリーでまとめたんです。


普段はドキュメンタリー番組って深夜のひっそりとした時間に、ほぼ皆さんが寝静まった時間に放送しているものですから、なかなか視聴者の皆さんから積極的な感想が届いたり反応があったりってほとんどないんですね。
ところが、亀次郎さんを放映したら驚くほどの数の感想が寄せられまして、これは皆に伝わったんだなと思いまして。例えば“こんな人物がいたのか”、“今も沖縄の人々が声を上げ続けている理由が分かった”とかそんな感想でした。
それで、もっと広い範囲で多くの方にお伝えする、ご覧いただく方法は無いものかと考えた時に、これは…初めての挑戦なんですけど、映画っていうこともあるよなという話になりまして。
そこで動き始めて、そして今日やっと、こうやって皆さんにご覧いただけるまで漕ぎつけたというところです。



◎監督の取材の姿勢



内村さん:本当に佐古さんてひっそりと静かに一人で不屈館に来て見ていたんですね。最初私は佐古さんだと気づかなくて。後で、資料を買いにレジに来た時に、“あのもしかして佐古さんですか?”ということで挨拶から始まりました。
それから1年間不屈館に通われて。その頃は月曜から土曜の午前中まで生放送を抱えていたキャスターだったんですね。
ですから土日のわずかな時間を利用して毎週のように沖縄に来ていたんです。昼間はインタビューをとりに行ったり、風景を撮りに行ったりして、不屈館が終わって5時からは不屈館の資料を撮影して8時、9時までということもありました。大変だったんですけど。
私もこんな資料が欲しいとかこんな写真が欲しい、この日の日記が欲しいとか言われたら、探してなるべく短時間で撮影が終わるようにと協力をしていました。
ですから一緒に作り上げたような気がして、自分の作品のようだとも思っています(笑)




◎父親としての亀次郎さん




内村さん:そういう質問、不屈館でもよく聞かれるんですね。政治家・亀次郎を展示しているものですから。“お父さんってどういう人でしたか”って質問が多いんです。
この映画のパンフレットを作る時も“千尋さんにしか分からないような話を書いて下さい”って言われて、それで明治生まれの人にしては珍しいくらい「男女平等を実践していた父」ということを書きました。
掃除・洗濯をずっと父がやっていたんですよ。大きな金ダライに家族中の(洗濯物を)入れて手で洗う洗濯ですよ。
それで、那覇市長になって、追放された時は被選挙権も奪われて11年間選挙に出ることができませんでした。その間に皆が“じゃあ、奥さん出そう”って言って。うちの母ですね。
フミさんを出そう”って言って、立候補したら最高点をとって4期、那覇の市会議員として頑張りました。

その間に亀次郎も被選挙権を取り戻して70年に国会議員になるんですね。そして国会議員の宿舎に行ったもんですから、洗濯係がいなくなったんですね。それで母が困って洗濯機を買ったんです(笑)ですから私のうちに洗濯機が来たのは1970年です。
…というような話を亀次郎はなんでも日記に書くもんですから、なぜ洗濯をしているのかまで日記に書いてあるんですよね。「フミは忙しいから助かっているようだ。でも感謝しなくてよろしい」って書いてあるんですよ。


また、お母さんに対する想いがすごくあって、女性を大事にするという気持ちがあるんだなぁと思いました。
農業をしていた母親の背中におんぶされて、お母さんの苦労した姿をずっと見て育っているので。
そのお母さんが沖縄戦の時にヤンバルの北部の…名護の近くですけど、その辺りに疎開をしたんです。そしたらその疎開先に10万人が押し掛けたもんですから、食料がないんですね。それで餓死をするんですよ。
(お母さんの)写真は1枚も残っていません。ですからそのお母さんが亡くなったことはすごいショックだったと思うんです。
ですから、こういうお母さんのような犠牲者が出ないようにということで、いろんな女性の政策を労働基準法に…女性の産前産後休暇1ヵ月とか、同一労働・同一賃金とかね、男女平等とか、そういう文言を当時、本土にもなかったぐらいの進んだものを入れて成立させたんですね。そういう話とかも書いてあります。
ぜひよかったらお買い求めください。
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◎最後に



内村さん:今、沖縄は本当に大変な状況が起きています。高江という集落にヘリパッドが作られました。那覇から3時間もかかるような僻地です。
そういうところに、人口約140名しかいない集落に機動隊が500名も押しかけて来たんですね。そして民間の警備会社も来たりということで、本当に戒厳令かと思うような状況が165日間続いてヘリパッドが作られてしまいました。そして、オスプレイがすでに飛んでいるんです。
そうしたら、その下にいる子供たちが夜、寝られなくて学校に行けないという状況が生まれて、何世帯かはもうすでに引っ越しをしています。
もう住めない状況になっているんですね。こういうことを前もって分かっていたので、住民たちは体を張って抵抗していたわけです。
ですけど、ここまでやるかって。権力ってこんなこともできるんだというぐらいのものすごい暴力的なやり方で、強行してしまいました。


今度は辺野古にうつってきてます。辺野古も今、強行的にやっていることに対して、毎日100名~200名の人が座り込みを続けて、これも十何年も続けているんですが、いくら民意を表しても表しても、こういう…よその県だったら考えられないような、こんなに民意を表しても強行してくるっていうことはどうしてかって本当に不思議に思います。
この事実が、今インターネットとかではヘイトスピーチで、“沖縄の人は金をもらってここに座っている”とかですね、様々なことを言われて本当に沖縄は傷ついています。
ですから、この映画を観た方はもう分かると思うんですが、沖縄戦で苦しめられ米軍統治下で人権無視をされ、まだ未だに基地で苦しんでいるっていう状況があるからこそ、今も声を上げ続けているってことがこの映画を観た方なら分かると思います。
ですから、そういうことを全国に広げて皆さんが一緒に頑張って沖縄の基地も止めるっていうようなことができたらいいなと思って、そういうことを話したくてわざわざ沖縄から出てきました。
一緒に頑張って行きましょう。よろしくお願いします。



佐古監督:この映画の中には、様々なテーマが含まれていると思っています。ひとつひとつのエピソードは昔話のように見えて実は昔話ではなくて、非常に今日性があると言いますか。今が見えてくるなと思っています。例えば、最後の方に収録している佐藤総理との国会論戦。
そこには今の政治家との違いというのが見えてくるなという風に思っているんです。野党議員としてその権力に向かった追及の仕方というのもひとつですし、それに対して立場の違いを認めたうえでタジタジになりながらも誠意を持って応えようとしている総理大臣の姿を私はそういう風に感じました。いろんな感じ方があると思いますが、私はそう感じていて。今の国会論戦と比べたらどうだろうかと。


そこにもですね、今を考えるひとつの材料になるんじゃないかなという気がしてなりません。そういう風にですね、その他にもなぜ今があるのかということ考えた時に、やはり歴史があるからですよね。

ひとつひとつ点はありますけれども、それを一本の線で結ぶ作業をしてみると、あ、つながった。あの歴史があるから今にこう伝わっているんだな。…そう思いますと、歴史があるからこそ今があるんだなという想いを強くしている次第です。
特に戦後の成り立ちを考えた時に、沖縄の成り立ちとは全く逆で、本土の方は平和憲法が手に入って経済の方もどんどん復興していきましたが、沖縄はその真逆の姿がずっとあり続けたわけですよね。そこにずっと目を向けてこなかった事実があろうかと思います。
しかし、もう70年以上経ってこの国の成り立ちをもう一回考えた時にひょっとしたら、それはこれからの…ちょっと大げさなようですけれども、私たちのこの国の有り様のようなものもですね、考えるいいキッカケになるのではないかなぁという気がしてなりません。


亀次郎さんは、“瀬長さん”とか“亀次郎さん”ていう風な呼び方よりも、“カメジロー”という風に皆が呼び捨てにしたそうです。小さな子供でも“カメジロー”って呼び捨てにして(後を)追っかけていったそうです。
それぐらい一人の政治家と市民の間に、すごく距離感の近さがあって。そこにはそのまま信頼関係の厚さがあるからこそ、そうなんだろうなと。
じゃあこれもそうですけど、今に翻ってみた時にそんな関係がどこに見えるかなと思ってしまうのも、ひとつの亀次郎さんの姿ではないかなと思ってしまいます。



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佐古監督内村さん、そしてお越しくださいました皆様、ありがとうございました!!














文責:エヴァラーユ








2017年度のシネサロン会員受付、もうすぐ終了です!

3月からスタートしたシネサロン会員の受付期間もあとわずか、いよいよ5月31日(水)にて終了いたします!!



当日鑑賞される際の券種が一般料金(¥1,800)で、当館の作品を今の時点で3作品以上は観たい作品がおありになる方、60歳以上のシニア料金(¥1,200)で当館の作品を年間10作品以上鑑賞される方(月に1度くらいは観に来ている)シネサロンの一般会員になるとお得です!


特典の招待券をプレゼント用に使いたい!土日祝日しか来られない!という方は特別会員の方がお得な場合もございます。


まだまだ間に合います~ぜひご検討ください!



※詳しい募集案内(申込書付き)は劇場に設置してあります。また、ウェブからも会員申込書をダウンロードしていただけます。必要事項をご記入の上、劇場窓口へご提出ください。 (この記事の一番最後にPDF形式で申込用紙をご用意しました。)





         ≪ 2017年度シネサロン会員募集のご案内 ≫




会員申込みは、劇場窓口または郵便振込みでのお申込みとなります。会員種別は特別会員(500名)一般会員(,1,000名)の2つです。会員募集期間は2017年3月1日~5月31日までの3ヶ月間。
会員の有効期限は1年間です。



【特別会員】
 
500名様:入会金無料・年会費10,000円(税込)です。
※有効期間は発行日から2018年5月31日まで

■全ての曜日に関係なく1,000円でご入場いただけます。(ただし、特別興行を除く)
■有料鑑賞ごとに1ポイント加算。
■6ポイント貯まると1回ご招待となります。
■ご入会時にご招待券6枚プレゼント(2018年5月31日まで有効) 。




【一般会員】

1,000名様:入会金無料・年会費2,500円(税込)です。
※有効期間は発行日から2018年5月31日まで
 
■平日は1,000円でご入場いただけます。(ただし、特別興行を除く)
■土・日・祝日は1,300円(シニアは1,100円)でご入場いただけます。
■有料鑑賞ごとに1ポイント加算。
■6ポイント貯まると1回ご招待となります。
■ご入会時に1枚ご招待券(会員証発行日翌日より6ヶ月間有効)プレゼント。







【ご登録と会員証】

■会員募集期間は2017年3月1日~5月31日までの3ヶ月間です。
■お申込みいただきますと会員証を発行いたします。
■会員証はご入場の時には必ずご提示ください。ご本人のみ有効です。
■紛失時の再発行は、紛失前のポイントが無くなります。
■他の割引、金券などとの併用はできません。
■会員入会日および特別興行の場合は、招待券はご利用できません。
■招待券は、ご本人以外の方でもご利用いただけます。
 




【募集期間について】
 
■募集期間:2017年3月1日より5月31日まで
■お申込方法:入会申込書にご記入の上、劇場窓口、郵便振替にてお申込ください。
 




【劇場窓口でのお申し込みの場合】
 
■入会申込書に必要事項をご記入の上、現金を添えてお申し込みください。その場で会員証を発行いたします。
 



【郵便振込みでのお申し込みの場合】
 
■お名前・生年月日・会員種別(特別・一般)、郵便番号、住所、電話番号をご記入のうえ、下記の口座まで年会費をお振込みください。お振込み手数料はお客様負担でお願いいたします。
また、振込み人はお申込者名でお願いいたします。ご入金が確認できた日を入会日とし、会員証を発行いたします。
 
郵便振込加入者名:名演会館 
口座番号:00850-9-14515




[名演小劇場窓口での受取りの場合]
1階劇場窓口にお振込み控えをお持ちください。入会後、2ヶ月以上過ぎても受取りにいらっしゃらない場合は、当館より連絡させていただきます。


[郵送希望の場合]
必要事項を記入した入会申込書を、郵便またはFAX(FAX番号:052-931-8588)にてお送りください。後日、会員証をお送りします。




※ウェブ用の募集案内付き会員申込用紙もありますので、どうぞご利用ください。(PDF形式)印刷して必要事項をご記入後、劇場窓口または郵送にてお申し込みください。
 




○シネサロン会員 申込用紙(PDF:197KB)
 






 
 
詳しいお問い合わせは、下記までお願いします。




 
 
名演小劇場
〒461-0005 名古屋市東区東桜2丁目23番7号
TEL:052-931-1701 FAX:052-931-8588






 
 
 
文責:エヴァラーユ 

5月7日(日)『八重子のハミング』舞台挨拶を行います!

5月6日(土)より公開『八重子のハミング』、2日目の5月7日(日)に舞台挨拶を行います!!



いつか来る夫婦の別れ。

ゆっくりと二人で歩む“ありがとう”の人生(みち──。


Photo_3                                          ©Team『八重子のハミング』




「四十年(よとせ)過ぎ 妻と歩めし 瀬戸の人生(みち) うず潮の道 今ぞなつかし」

どこからか聞こえてくる男性の声…。「やさしさの心って何?」と題された講演。 演台に立つ、白髪の老人・石崎誠吾。若年認知症を患った妻・八重子の介護を通して、自らが経験したこと、感じたことを語っていく。

「妻を介護したのは12年間です。その12年間は、ただただ妻が記憶をなくしていく時間やからちょっと辛かったですいねぇ。でもある時こう思うたんです。妻は時間を掛けてゆっくりと僕にお別れをしよるんやと。やったら僕も妻が記憶を無くしていくことを、しっかりと僕の思い出にしようかと…。」

誠吾の口から、在りし日の妻・八重子との思い出が語られる。かつて音楽の教師だった八重子は、徐々に記憶を無くしつつも、誠吾が歌を口ずさめば笑顔を取り戻すことも…。
家族の協力のもと、夫婦の思い出をしっかりと力強く歩んでいく誠吾と八重子。山口県・萩市を舞台に描く、夫婦の純愛と家族の愛情に溢れた12年間の物語。




5月7日(日) 『八重子のハミング』


①10時10分の回  上映終了後

②12時25分の回  上映前




登壇者:佐々部 清監督
       升 毅さん(主演)



※やむを得ず変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。



当館では、近年ですと『群青色の、とおり道『種まく旅人~夢のつぎ木~』の上映を行ってきた佐々部監督の新作です。この2作品にも出演されているさんが、遂に主演で登場!






関連リンク:『八重子のハミング』






文責:エヴァラーユ






『世界でいちばん美しい村』舞台挨拶レポートのご紹介

ちょうど2年前の今日、2015年4月25日、ネパールで大きな地震が起きました。写真家の石川梵さんは、直後に現地へ行き取材したことがきっかけとなり、映画の製作に踏み切りました。それが現在上映中の初監督作『世界でいちばん美しい村』です。
今回は、初日に行った舞台挨拶の様子をお伝えします。当初、2回目の上映後だけ行う予定でしたが、急遽石川監督には初回も最終回も、全ての回で挨拶していただきました!
また、小原 玲カメラマンも2回目だけでなく初回にも登壇くださり、とても贅沢な一日になりました。

2回目の上映終了後の舞台挨拶の様子を少しだけお伝えします。

※内容に触れている箇所がございます。ご注意ください。※





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◎『世界でいちばん美しい村
』というタイトル


石川監督:ネPhoto_15パールの震災の映画なのに、なんで『世界でいちばん美しい村』なんだろうと 思われたと思いますけれど、今、映画を観ていただいて、そういう意味だったんだってこと が分かってくれているんではないかと思っています。
今日は素敵なゲストをお呼びしております。もう30年以上の古い友人で、名古屋市在住…多分知っている人も多いんじゃないかと思うんですけども。動物写真家の小原 玲さんです。


小原さん:30年くらい前だよね。天安門事件とか、その頃に彼が、「伊勢神宮」っていうすごい写真展をやって。その頃からの付き合いだよね。

石川監督:そうだよね。…どうです?映画を観ての感想は。

小原さん:私は彼と同じドキュメントの写真家だったのをやめて動物写真家に転身したんですけど、そのひとつの理由が、“自分が伝えたいことが、伝えられない”という思いがあったんですね。
特に日本のドキュメント、報道写真というのは悲惨なもの悲惨なもの、そういう風なものを求められちゃうんです。いくらこっちが違うものを使いたくても、死体がこんなにあっただとかそういったものが取り上げられちゃうんですね。
でも本当に良い報道写真というものは違うんですね。

彼はフランスの通信社のカメラマンで、私はアメリカの通信社のカメラマンだったんですけども。海外の報道っていうのは、悲惨なもの悲惨なものだけじゃなくてその中から見える希望とか人間の美しさだとかそれを必ず撮るんですね。
そういう写真はだいたいピュリツァー賞とかになるんですけども。
さすが、石川梵だなと思ったのが、今回の映画の今言ったタイトル。『世界でいちばん美しい村』っていうのは正にそういうことだと思います。

あの悲惨な現場で彼は、すごい美しいものを見つけてきたなとそんな風に思いました。



◎映画を撮った理由


石川監督:よく何で映画を撮ったんですか?と聞かれるんです。写真家なのにね。
あの村に行った時というのは、本当に孤立無援で何の助けもない。そんな中で、あの眼がキラキラしたアシュバドルと出会って。写真を撮って帰ればもう仕事は終わりだったんです。だけど、そうはいかなかった。
あの時何かできるとしたら、それは僕しかいなかったんですね。そういうことで、まず支援から入ったんですけども、その延長線上で、一人だと本当に無力なんだけれども、映画という方法をとればもっと大きな支援ができるんじゃないか。長い期間かけて、復興というものは時間がかかるものですけれども、復興支援もできるかもしれない。そんなことを思いながら撮影を始めたんですよ。
ところが、そんな思惑とは別にね、本当に彼らは素晴しかった。

アシュバドル
、素敵ですよね。あんな綺麗な瞳をして純粋で。いたずらっ子なんですけどね。30年間写真を世界中で撮ってますけど、あんな魅力的な子はなかなかいないんですよ。よし、この子がいるから大丈夫だと思っていたら、それを食ってしまう、スーパースターが現れました(笑)

小原さん
:この子ですね。アシュバドルの妹プナムが載っているパンフレットを示して)
 
石川監督:このシーンどうですか?Photo_19

小原さん石川梵っていうカメラマンは昔から、アップ、(対象に)寄った写真がうまかったん ですよ。全体を見せることは報道カメラマンは皆できるんですけど、その中でここは俺が見せたいんだってグーッと寄る。望遠レンズを使ってグッと寄るシーンがすごいうまいカメラマ ンなんですね。
今回の映画でもその彼の良さがすごい活きていて。
あのお父さんの手にグーッと寄って。あそこでじーっとお父さんの手を見せる。あれだけで、もうやられたって感じでしたね。

石川監督
プナムって本当に魅力的で可愛いですよね。皆メロメロになっちゃうんですけどね。編集やっていた人がプナムが出てくると“あ、天使が出てきた”って皆メロメロになっちゃう。
でも、プナムって写真撮ってると分かるんですけど、陰を感じるんですよ。ちょっとした陰をね。ただ可愛いだけじゃなくて。それが彼女の魅力でもあるんですけども、それをどう撮るかっていうのが非常に難しかった。このエピソードの時にね、(彼女は)お父さんの手の中に入って行った。僕は、一切演出していないんです、この映画ってのは。こうやってくれっていうのは、一回だけ。皆で歌を歌っている時だけ。アシュパニ(アシュバドルの姉)がなかなか歌わないんでお母さんがどんどんやっている、あのシーンだけなんですよ。
で、この時もお父さんの手の中に入ってこんな表情をしてくれたんで、僕は撮ったんです。
動画から入っている人やテレビからやっている人が撮ると、仮にこういう寄りの構図を撮ったとしても撮り方が違うんですね。だんだんカメラが上がって行って落とすように行くわけですよ。
僕の映画は非常に写真的だって言われてます。どういうことかと言うと、もうそこから動かない。見せたいものをキチンと見せる。


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お父さんの顔は、お父さんの手の中にあるわけです。僕らは手からお父さんのことを考える。それは正しく写真の方法なんですね。





◎ヒマラヤの満天の星空

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小原さん
(ポスター、チラシに使用されている写真を指して)やっぱり画が綺麗だなぁ。全く電気がない上に星が輝いていて。
私は蛍を撮っているカメラマンでもあるので、いかにあの光景が世界中にないかよく知っているんですね。360度、人工の光がない世界って世界中探してもほとんどないんですよ。
100キロ、200キロ先にある街の明かりでも空に反射しちゃうんですね。でも彼はその光景の中で、それを美しいものとしてしっかり捉えて。それを伝えてくれたと。あれはポスターにしたくなるね。


石川監督
:今、小原さん言ってましたけど、やっぱり街の明かりがね、空に反射したりして。なかなか本当に真っ暗な世界ってないんですけども。
あんなに星が見えるのは理由があるんですよ、やっぱり。地震があったんで、全部の明かりが消えちゃったわけですよ。遠くの村の明かりも全部消えちゃった。だから、あの辺は星が見えるんですね。陸前高田の大工さんも言ってましたね‟全部の明かりが消えて、僕は初めて星の美しさに気が付いた。”って。
これは非常に深い意味がありまして。実は、東北もそうですけど、ネパールであんな目にあって、皆何にも無くなっちゃったんだけども、彼らは星の輝きのように、命が輝いている。
それが、実は僕が伝えたいことだったんだね。


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小原さん:この映画の唯一の不満が一点あってね、エンディングすごく良かったでしょ?エンディングでアシュバドルさんが出てくるシーンで小さかった画面がワーッと広がって。
すごく良いなと思って、もっと見たかったと思いますね。だから、この映画観て一番最初に言ったのは“石川梵の出番が少なすぎるよ”って。文句言ったんだけどね(笑)
彼はすごく美しい子ども達を見つけて、村の人を見つけて、ただこの映画にはもう一つ美しいものがあって、それは石川梵の心かなぁって思ってます。
石川梵がなければこの村のことは伝わらなかったし、そしてプナム基金、パンフレットの売上げ(の一部)をプナム基金ていう奨学金に充ててますけれども。そういった中の子どもたちが必ず、その経験を次の世代に活かすと思うんですよね。日本からこういったお金を支援してもらったっていうことが、今度絶対必ず次に活きるしね。


石川監督:それでね、僕ら驚いたことがあるんです。ラプラックで僕らを英語を話してガイドしてくれた人がいるんですけど、すごく性格が良いんですよ。何でいいのかなって思ったら、何人か皆貧しいうちなんだけれども、支援を受けて育ってるんですね。
だから彼らはお金をもらうだけでじゃないんですよ。見知らぬ人から愛を注いでもらっているんですね。それは彼らの人格形成にものすごく役立っている。あぁ、支援てそういうことなんだなって思ってね。

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小原さん
:絶対遠い将来に、アシュバルだとかプナムだとかこういった子どもたちが今度、逆に私達が必要とする大人になっていると思うんですよね。


石川監督:そうだね。


小原さん:これだけの美しい景色を見て育っていて、美しい自然に囲まれた後、素晴しい人達に愛をもらった子どもたちが、必ず良い大人になると思うんですよ。
で、その人達の力が今度逆に私達が必要になってくるんじゃないかなとかね。そんなことを感じます。



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石川梵監督小原玲さん、お越しくださいました皆さま、ありがとうございました!!




お話にも挙がったプナム基金の募金箱は受付に設置してあります🌱また、収益の一部がプナム基金に充てられるパンフレット(¥790も絶賛発売中です!
その他には、ポストカードセット(¥500の販売も行っています。4枚1セット、4種類あります。村の人や子どもたちの笑顔、美しい山や星空等々、お好みのものをぜひぜひ、手に入れてください。

*プナム基金*
ラプラック村の才能はあるのに教育機会に恵まれない女児を対象に、その学業資金を支援する基金です。




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ご好評につき5月5日(祝・金)まで延長が決定しました!ご来場をお待ちしております。















文責:エヴァラーユ





2016年興行収入ランキングベスト5!

新年度もスタートし、桜の美しい季節を迎えておりますが、このところの雨で楽しめる期間が短くなるのではという懸念もあります。ただ、春雨の中の桜もまた風流かもしれません。
限られた期間楽しむという面では映画も同じ。昨年は、短いものだと1週間で終わるものもございました。その分、作品数が増え、95作品!と大変多くの作品の上映を行いました。

今回は2016年に当館で上映した映画の「興行ランキング ベスト5」を発表いたします。



■2016年 名演小劇場 興行 ベスト5!



【第1位】『3大テノール 世紀の競演』


Photo                             ©Decca/Carlos Picasso






【第2位】『奇跡の教室 ~受け継ぐ者たちへ~』


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                       ©2014 LOMA NASHA FILMS - VENDREDI FILM - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - UGC IMAGES -FRANCE 2 CINÉMA - ORANGE STUDIO







【第3位】『ラスト・タンゴ』



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              © WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion






【第4位】『祈りのちから』


Photo_4                        
                                                 © Tristar Pictures,Inc.All Rights Reserved.




【第5位】『あなた、その川を渡らないで』



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                                                   (C) 2014 ARGUS FILM ALL RIGHTS RESERVED.







第1位は、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、世界を代表する3名のテノール歌手が夢の初共演を果たした『3大テノール 世紀の競演』
1990年7月7日、サッカーワールドカップの前夜祭としてローマ・カラカラ浴場で行われた伝説のライヴコンサート映像を劇場でお楽しみいただきました。
第2位は、問題児クラスとベテラン教師の感動作『奇跡の教室~受け継ぐ者たちへ~』。落ちこぼれクラスの元生徒が自身の体験を元に監督と脚本を共同執筆し、出演もした奇跡のストーリー。夏真っ盛りの時期にスタートし、多くの方に来ていただけました。
第3位は、『ラスト・タンゴ』です。“踊り”を扱った作品を多く上映している当館、この年上位にきたのはタンゴでした。再現ドラマを挿入した珍しいドキュメンタリーでした。
第4位『祈りのちから』『復活』『天国からの奇跡』に続くクリスチャン3作品目の本作。1作目、2作目と多くの方がいらっしゃり、この3作品目では満席が続き、アンコール上映を設けたほどでした。
第5位『あなた、その川を渡らないで』です。韓国の老夫婦を追った心に沁みるドキュメンタリーでした。移ろいゆく季節も美しかったです。


…以上、上位5作品をご紹介させて頂きました。



多くの方にお越し頂けたことももちろんですが、前年の『マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ』同様、特別興行ということも手伝ってか、興行収入で『3大テノール 世紀の競演』が第1位に輝きました。
2016年はコンサートやバレエを映画館で楽しみめるライブ・ビューイングも印象的でしたが、何と言っても“ゲキ×シネ TIME”のスタートが大きな特徴でしょう。
4月から月に一度、年内では9作品上映を行ってきました。当初今年の5月までの予定でしたが、6月3日(土)からゲキ×シネ最新作『乱鶯』の上映が決まりました!!
それ以降もまだまだ月に一度はゲキ×シネ!を続行していきますので、お楽しみに♪


◆ゲキ×シネTIME『乱鶯』

Photo_11                                      (C)松竹/ヴィレッヂ








■2016年月別公開作品一覧
(1月~12月に上映した作品です)


1月(2015年11月、12月より公開しているものを含みます)

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)」(11/28~)「ステーキ・レボリューション」(12/05~)「厨房男子」(12/19~)
「ゆめのほとり─認知症グループホーム 福寿荘─」(12/19~)「妻の病─レビー小体型認知症─」(12/19~)「アンジェリカの微笑み」(12/26~)

「マイ・フェア・レディ デジタルリマスター版」「いしゃ先生」「縁 The Bride of Izumo」「千年医師物語~ペルシアの彼方へ~」「愛しき人生のつくりかた」「最愛の子」



2月 「ロパートキナ 孤高の白鳥」「十字架」「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」「バーバリアンズ セルビアの若きまなざし」「Maiko ふたたびの白鳥」


3月 「火の山のマリア」「偉大なるマルグリット」「もしも建物が話せたら」「スクール・オブ・ナーシング」


4月 <『緑はよみがえる』公開記念>「木靴の樹」
「最高の花婿」「シェーン デジタルリマスター版」「放浪の画家 ピロスマニ  デジタルリマスター版」 「オマールの壁」「孤独のススメ」
ゲキ×シネTIME第1弾「髑髏城の七人<アカドクロ>」
「3大テノール 世紀の競演」「緑はよみがえる」



5月 「つむぐもの」「サンマとカタール~女川つながる人々~」
ゲキ×シネTIME第2弾「髑髏城の七人<アオドクロ>」
「ノーマ、世界を変える料理」「あのひと」「冬冬の夏休み デジタル・リマスターバージョン」「恋恋風塵 デジタル・リマスターバージョン」「ファブリックの女王」
<クリスチャン映画3作品>「復活」



6月 「若葉のころ」
<ヴィスコンティと美しき男たち>「山猫 4K修復版」「ルートヴィヒ デジタル修復版」「シークレット・アイズ」
<クリスチャン映画3作品>「天国からの奇跡」
「カルテル・ランド」
ゲキ×シネTIME第3弾「阿修羅城の瞳 2003」



7月 「エルヴィス、我が心の歌」「好きにならずにいられない」
<クリスチャン映画3作品>「祈りのちから」
「ラスト・タンゴ」
ゲキ×シネTIME第4弾「五右衛門ロック」
「太陽の蓋」「シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ」「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」 「勝手にしやがれ デジタル・リマスター版」「気狂いピエロ デジタル・リマスター(リストア)版」



8月 ゲキ×シネTIME第5弾「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ」
「あなた、その川を渡らないで」「奇跡の教室 ~受け継ぐ者たちへ~」「健さん」
<クリスチャン3作品>「祈りのちから」【アンコール上映】
「めぐりあう日」「栄光のランナー/1936ベルリン」



9月 ゲキ×シネTIME第6弾「朧の森に棲む鬼」
「太陽のめざめ」「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」「涙の数だけ笑おうよ─林家かん平奮闘記─」「イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~」「アスファルト」
「栄光のランナー/1936ベルリン」【アンコール上映】
「ベルリン・フィル・イン・シネマ/同時上映 リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」



10月 ゲキ×シネTIME第7弾「蜉蝣峠」
「シーモアさんと、大人のための人生入門」「みかんの丘」「とうもろこしの島」 「男と女 /同時上映 ランデヴー デジタル・リマスター版」「ある戦争」
<『男と女』公開記念>「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」

11月 「種まく旅人~夢のつぎ木~」「映画作家黒木和雄 非戦と自由への想い」
<『映画作家黒木和雄 非戦と自由への想い』公開記念黒木和雄特集 ◆3作品>◆「美しい夏キリシマ」◆「父と暮せば」◆「紙屋悦子の青春」
「あたらしい野生の地 リワイルディング」
ゲキ×シネTIME第8弾「SHIROH」
「いのちのかたち─画家・絵本作家 いせひでこ─」「灼熱」「ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち」
<マシュー・ボーン IN CINEMA ◇3作品>◇「ザ・カーマン」◇「白鳥の湖」◇「眠れる森の美女」


12月 「グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状」
ゲキ×シネTIME第9弾「髑髏城の七人」
「うさぎ追いし ─山極勝三郎物語─」「幸せなひとりぼっち」「こころに剣士を」「ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~」




■全95作品







関連リンク:ゲキシネTIME「乱鶯」

 
文責:エヴァラーユ






4月8日(土)初日『世界でいちばん美しい村』舞台挨拶のご案内

4月8日(土)より公開『世界でいちばん美しい村』にて舞台挨拶を行います!





絶望の先に本当の希望があった。



2                        © Bon Ishikawa 




ネパール大地震の震源地に向かった写真家が出会ったのは
愛と祈りと絆で結ばれた
世界でいちばん美しい人々が住む村だった



4月8日(土)初日、『世界でいちばん美しい村』にて石川 梵監督小原 玲カメラマンによる舞台挨拶を行います!




4月8日(土) 『世界でいちばん美しい村』

①10時、②12時10分、③18時45分の回  各回上映終了後


登壇者:石川 梵監督
    
小原 玲カメラマン➁12時10分の回のみ小原 玲さんも登壇されます。)



※やむを得ず変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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写真家 石川 梵さんの初監督作品。その一瞬を捉える様はさすがです。ヒマラヤの山々や村の人たちの様子には神々しささえ感じる美しさがあります。ご来場をお待ちしております。












文責:エヴァラーユ







明日より公開『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(R15+)初日来場者プレゼントのご案内

3月25日(土)より公開『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(R15+)初日来場者プレゼントのご案内




感じあうことだけが、
ふたりの真実




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        ©    2015 / Les Productions Du Trésor - STUDIOCANAL - France 2 Cinéma - Les Films de Batna - Arches Films - 120 Films – All Rights Reserved  




3月25日(土)初日『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(R15+)ご来場の先着100名様クリスタリゼーション(ヒマラヤ岩塩の入浴剤)をプレゼント!





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※株式会社ユーア化学研究所より提供して頂きました。
★株式会社ユーア化学研究所





これぞ、フランスの恋愛映画!と思わせてくれる作品です。ぜひぜひ劇場でお楽しみください。
















文責:エヴァラーユ






2月4日(土)『エゴン・シーレ 死と乙女』(R15+)初日プレゼントのご案内

2月4日(土)より公開いたします『エゴン・シーレ 死と乙女』(R15+)にて入場者プレゼントを行います。




愛も、命さえも、この絵に捧げて──



Egonschiele_sub1                               ©OpéraNationaldeParis,laBelleTéléandFranceTélévisions2015 


クリムトと並び世紀末ウィーン美術史に燦然輝くエゴン・シーレ
エロスとパッションを描き、28年の生涯を駆け抜けた天才画家
名画「死と乙女」に秘められた愛の物語が今、明かされる──




2月4日(土)にご来場くださいましたお客様に、オリジナルポストカードをプレゼント!!



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※数量限定・先着順


今年最初の画家もの映画はこちら!出演する女性陣も魅力的ですが、なんといってもエゴン・シーレ役の新人ノア・サーベトラの美貌には惚れ惚れします。











文責:エヴァラーユ

間もなく終了!『トマトのしずく』舞台挨拶レポート

1月21日(土)『トマトのしずく』の舞台挨拶を行いました。


現在公開中の『トマトのしずく』にて、1月21日(土)榊英雄監督にお越しいただき、舞台挨拶を行いました!司会は、映画パーソナリティー松岡ひとみさんです。


俳優・監督・プロデューサーと様々な顔を持つ榊監督。撮影は2010年、完成は2011年、そしてお蔵出し映画祭での上映を経て、劇場公開は2017年と熟成期間が図らずも設けられた本作。劇場公開まで期間が空いたからこそ、何回も見返すこととなりより練り上げる時間ができたそうです。資金を集め追撮もしたとのこと。他にも制作者ならではの貴重なお話をしていただけました。一部お伝えします。





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◎縁がある愛知、名古屋



榊監督
:皆さん、こんにちは。『トマトのしずく』、監督の榊英雄です。ようやくタイミングがあって挨拶することができます。よろしくお願いします。


松岡さん:ありがとうございます。監督は俳優さんでありプロデューサーであり、お忙しいですよね。

榊監督:裏方気質的なものもあると思います。本当に自分がやりたくて監督業であり、プロデューサー業であり、妻(榊いずみ)が音楽をやっているので、ツアーの時は物販を売ったり、ギターを運んだり運転したりしてますよ。名古屋も年に2回くらい、ツアーで来ますね。

松岡さん榊いずみさんは今回主題歌も歌われていますね。

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榊監督
:たまたま僕、今、尾張一宮というところで映画の撮影に関わっているんですよ。今回はプロデューサー兼出演なので、その合間にスケジュールを調整していただいたおかげで来れたんですけど。
それで、今撮影中なんですが、なんと僕の亡くなった父の兄弟に何十年ぶりくらいに会う機会を今回もらったんですよ。いとこやおじさんに久しぶりに会ったり。名古屋近辺に住んでいることは知っていたんですけど。

撮影の合間にお話したら、僕の父が円頓寺(監督は、メ~テレのドラマ「まかない荘」の撮影で行かれたことがあるそうです)の床屋さんで修行をしていたってことがわかったので、僕も縁が全然ないわけではなくて、父の修行時代がそこだったりとか。
親戚もいるので、そういう意味では愛知、名古屋って大事で、縁もあります。


松岡さん:ものすごく近づいた感じしますね。


榊監督:不思議ですよね、親戚とも会えたし、撮影もできたし。父との歴史…って物心ついた時から始まったものですけど、話していない時期もあったので。どうやって生きて死んだのかわからないまま今に至るんですけど。
この映画も元々、僕と親父の関係…っていうと変ですけど。それをちょっと娘と父親の関係にして書いた脚本がこれだったんです。
亡くなって7、8年ですけど、ちょっとした諍いで…。孫が出来て、僕にとっては娘ですけど、父に抱っこさせたいなって思った時、電話で口喧嘩をしてしまいまして。“二度と会わねぇ、バカ野郎”ってガシャって切ったらそれが最後になってしまいまして。

松岡さん:えー!

榊監督:あーしまったな、ちょっとした感情で諍いになって、…人間よくあることだけど…。(それが)澱のように残っているわけですよ。そのことの後に『誘拐ラプソディー』とか撮ったりするんですけど、俺としては、あの時の電話の応対が未だに残ってはいたので、多分その影響があり、脚本を書いた時にまずその想いをそこにブチ込んだんですよね。

劇中、親子の関係性の中で大事になツールというか、ひとつのキーワードがあるんですけど、そのキーワードが僕にとっても親父との想いでもあるんですよね。それは観て頂かな
いと話せないんですけど。

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                   ポスターにサイン中の榊監督。

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◎普遍的なテーマ

松岡さん(7年前に撮られたものであるという話を受けて)どうしても7年前のものでその時の旬のネタが入っていたりすると、ん?って思うこともあるんですけど、これはもう普遍的で家族の物語ですから、また10年経って(観たら)違う目線で観られるのかなって。今度石橋さんくらいの歳になったら、また違うのかなとかいろいろ考えながら…。
ずーっと、ずっと大事にしたい家族の物語だなって。

榊監督:普遍的ですよね。元々僕自身がこういうホームドラマというか家族的な映画を撮ることが…自主映画ではずっとこういうものを撮っていたんですよ。

松岡さん:そうなんですか?

榊監督:逆に『捨てがたき人々』『木屋町DARUMA』の方が、初挑戦みたいなものだったので、そういうものを撮るイメージで見られている中で『トマトのしずく』が公開されたので、“あれ、どうしたの榊くん”っていうのはあったんですけど(笑)
元々僕は小津監督が大好きで、『秋刀魚の味』とかがベストワンなので。そういうものに僕の中の感情が動くことがあったので、自主映画でひたすらそれを撮っていた時期があったんですよ。

松岡さん:そうなんですね。『木屋町DARUMA』『捨てがたき人々』の前ですもんね、『トマトのしずく』の撮影は。

榊監督:全然前です。

松岡さん:でも先に公開したものがちょっと激しい…。

榊監督:ピンクも撮りましたし。

松岡さん:なので、えーって驚く方はいたかもしれない。

榊監督:ジャンルがバラバラだと思います。

松岡さん:ふり幅がすごい広いですよね。

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                                                                                ©2012ファミリーツリー



松岡さん小西さん吉沢さん、そして何と言っても石橋さんが…。

榊監督蓮司さんは素晴しい素敵な俳優さん。大先輩であるし。自分が結婚パーティーを10年前にした時に最後の挨拶の締めを蓮司さんがやってくれたんです。
東京のお父さんみたいな感じなので。僕と亡くなった父が蓮司さんと同級生なんですよ。それもあり、憧れもあり、そういう蓮司さんとコミュニケーションがありながら、“こういう映画を撮りたいんですけど、蓮司さんお願いします”って言ったのがこの企画だったんですよ。

松岡さん:そうだったんですね。

榊監督:ただ、現場ではコテンパンにやられましたけどね(笑)

松岡さん:コテンパンとはどういう風に?

榊監督:“こういう風な芝居をして欲しいんですよ”、“こういう風なっていうのはどういう意味だ?分からない。ちゃんとお前がどういう想いのでやりたいのか説明しろ”。そういう禅問答のように、父が息子を鍛えるかのような。

蓮司さん流の僕らに対しての愛情もあり。当時、蓮司さんは60代後半で僕は30代後半。人間に対しての洞察とか物事に対しての感覚とかつくづく学びまして。そんな簡単に人間は切り取れるものではない。だから、そういうことの見方を持ってないとお前、太刀打ちできないぞって途中からまた説教になりまして(笑)




◎家族でつくった家族の映画



榊監督
:映画をもうちょっと良くする為に、全体の撮影が終わって完成したのに取り直したとこがあったりして。どれが追撮かは分からないと思います。
ぜひ、映画が終わってエンドロールが流れて劇場が明るくなるまで、観ていただきたいと思います。それが最後のメッセージでもありますし。


松岡さん
:(追撮)は今回の公開に向けてされたってことですか?


榊監督
:2010年に撮影して、2011年に完成はしたんですけど、権利の問題で作品が眠っている間に何回か見返すじゃないですか。どんどん自分自身で見えてくるところがあって。あ、もうちょっと蓮司さん扮する父さんの顔が見たいとか。一人でどう暮しているかの描写が足りないなとかってなった時に、ただでさえプロデューサー問題や予算問題などで苦しいのに、尚且つ僕もう一回予算を集めて追撮をして完成をさせたんですけど。
そういう意味では、僕自身が100%プロデュース、家族でつくった映画ですし。妻が歌い、子供も育んだ中でできた映画だったし。自分が作った会社の一本目の映画でもあったので、余計に意地を持って完成させて公開させたかったのがこの映画だったんです。

映画を観た後に、ふっと誰かの顔をちょっと思い出せれば映画の意味があるのかなと思っています。




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榊英雄監督
松岡ひとみさん、ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました!!



こちらの舞台挨拶の様子を※C2[シーツー]WEB版でご覧頂けます。

★こちらです→『トマトのしずく』名古屋舞台挨拶REPORT

C2[シーツー]WEB版について
FREEPAPER  C2[シーツー]ダイジェスト版に入りきらない映画情報が満載!なのが、C2[シーツー]WEB版です。FREEPAPER  C2[シーツー]ダイジェスト版とは、リバブックが発行する名古屋発唯一の映画のフリーペーパーです。
毎月1日発行で愛知・岐阜・三重・北陸・浜松の劇場を中心に、DVDショップ・CD・レコード店・書店・美容室・CLUB・CAFE・BARほかで配布しています。(当館でも配架しております。)東海地区の映画に関する情報がまとめて得られる大変便利なフリーペーパーです。







『トマトのしずく』2月3日(金)まで間もなく終了です!ぜひぜひ、ご来場くださいませ♪






関連リンク:『トマトのしずく』






文責:エヴァラーユ






 

第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート記念アンコール上映決定!『幸せなひとりぼっち』

昨年末から年明けにかけて人気を博した『幸せなひとりぼっち』
この度、第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート記念を記念して、アンコール上映が決定しました!




スウェーデン映画史上記録的大ヒット!
国民の5人に1人が観た国民的映画
「人は一人で生きられるのか」を問う感涙必至のヒューマンドラマ



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                                 (C)Tre Vänner Produktion AB. All rights reserved.





愛する妻を失い、哀しみにくれるオーヴェ。一人きりで生きる人生に希望を見出せず、墓参りの度に失意を募らせていた。
そんなある日、隣の家にパルヴァネ一家が引っ越してくる。車のバック駐車、病院への送迎、娘たちの子守・・・困惑するオーヴェのことなどお構いなしに、次々と問題を持ち込むうっとおしい隣人とはケンカばかりの毎日を送っていたが、それはいつしか日課となり、かけがえのない友情となる。
そして、オーヴェの凍てついていた心は少しずつ溶きほぐされ、愛する妻との思い出を語り始めたのだった―――。





『幸せなひとりぼっち』

1月28日(土)~2月3日(金)  連日19時より






見逃していた方も、もう一度ご覧になりたいという方、ぜひぜひお越しくださいませ♪






関連リンク:『幸せなひとりぼっち』





文責:エヴァラーユ

1月21日(土)『トマトのしずく』舞台挨拶のご案内

1月21日(土)『トマトのしずく』舞台挨拶を行います!




幸せになあれ。



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                                        ©2012ファミリーツリー



これから、家族をつくる人へ。
これからも、家族に寄り添いたい人へ。
そんな貴方にお届けする物語。





1月14日(土)より公開中『トマトのしずく』にて1月21日(土) 榊 英雄監督の舞台挨拶が決定しました!


1月21日(土) 『トマトのしずく』

①13時30分の回  上映前


登壇者:榊 英雄監督   



※やむを得ず変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。





俳優としても活躍されている榊監督。本作はご自身の父親との思いからつくられたオリジナル作品です。ぜひ、お出かけ下さい。





関連リンク:『トマトのしずく』




文責:エヴァラーユ





1月14日(土)より公開『トマトのしずく』初日入場者プレゼントのご案内

新年を迎え10日ほど過ぎ、ここ数日は冷え込みが厳しくなってまいりました。皆さま、あたたかくしてお過ごしください。
本年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

さて、2017年一番最初のお知らせは、家族の絆を描いた本作です。


1月14日(土)より公開『トマトのしずく』にて入場者プレゼントを行います!



いつかきっと分かりあえる。
ただひとりの父と娘だもの。

Photo                                       ©2012ファミリーツリー

想いは、言葉にしなければ伝わらない───。
いじっぱりで素直になれない娘と口下手で不器用な父との葛藤、絆、そして家族の愛を描いた物語。





1月14日(土)より公開、 『トマトのしずく』を初日にご鑑賞のお客様へ先着でカゴメ<あまいとまと>ジュースをプレゼント!!
甘さがきわだち、酸味ひかえめ。糖度10、完熟トマト6個分を使用し、ぎゅっと濃縮したジュースです。(砂糖・食塩無添加)

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※カゴメ株式会社より提供して頂きました。   


自分の家族のことを想わずにはいられないあたたかな作品です。ご来場をお待ちしております♪







関連リンク:『トマトのしずく』
        カゴメ株式会社





文責:エヴァラーユ





12月3日(土)より公開『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』入場者プレゼントのご案内

12月3日(土)より公開『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状にて初日入場者プレゼントを行います!

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芸術の都ウィーンが誇る“偉大なる美術館”-ウィーン美術史美術館。
名門ハプスブルク家の遺産を受け継ぐ美術館の知られざる舞台裏。



ウィーンで645年間君臨したハプスブルク家の歴代皇帝たちが蒐集した膨大な数の美術品を所蔵し、今年で創立125周年を迎えたウィーン美術史美術館。
収蔵作品は、デューラー、クラーナハ、カラヴァッジオ、ベラスケス、ルーベンスなどの名画から、皇帝たちの絢爛豪華な王冠や貨幣コレクション、黄金の塩入れといった美術工芸品など多種多彩。
なかでも傑作「バベルの塔」をはじめとしたブリューゲル・コレクションは世界最多を誇る。

2012年からスタートした大規模な改装工事に2年以上にわたり密着した監督と製作スタッフは、ナレーションやインタヴュー、音楽を一切排したダイレクトシネマの手法を用いて撮影。

豪奢な天井画や壁画などまるで宮殿のような豪華な装飾とともに、改装工事の様子、美術品の収蔵庫、修復作業場、閉館後の館内や会議室など、ふだん見ることのできない美術館の姿をとらえていく。“偉大なる美術館”の裏側を隅々まで映し、そこで働く人々の姿を丁寧に描いた、芸術の世界をたっぷりと堪能できるドキュメンタリー映画!





12月3日(土)初日、『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状ご鑑賞のお客様へAHMAD TEAティーバッグ3種セットをプレゼントいたします★

世界80か国で愛される英国紅茶アーマッドティー。デカフェ(カフェインレス)タイプの紅茶とハーブティーが入ったものをプレゼントいたします。



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※数量限定・先着順
※富永貿易株式会社より提供して頂きました
   ★富永貿易株式会社





なかなか普段見ることができない美術館の舞台裏をお楽しみいただけます。ご来場をお待ちしております♪







        富永貿易株式会社
                アーマッドティー 






文責:エヴァラーユ

『いのちのかたち─画家・絵本作家 いせひでこ─』舞台挨拶レポート


『いのちのかたち─画家・絵本作家 いせひでこ─
11月20日(日)公開2日目に演出をされた伊勢真一監督による舞台挨拶を行いました。2回上映し、各回上映終了後に穏やかな語り口で、お話ししてくださいました。
舞台挨拶の様子を一部抜粋してお伝えします。
※映画の内容に触れているところもございます。

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◎じっと目をつぶる



(この作品は)“じっと目をつぶる”っていう言葉が最初と最後に出てくるんですけど、長田弘さんの詩のひとことなんです。
目をつぶったら何にも見えないじゃないかってドキュメンタリーの作り手として失格だって言われるかもしれないけども、目をつぶって何が見えてくるのかっていうのをずっとやってきたかなっていう気がずっと自分もしていて。とても共感して使ったんです。
僕の映画は眠くなるっていう友達がいて。最初に目をつぶるって書いてあるから、そのまま目をつぶっちゃったら…っていうやつもいましたけども(笑)





◎映画をつくるキッカケ


主人公もいせさんなので、血縁関係ですか?とよく言われるんですけど、夫婦でも親子でも兄弟でもない(笑)友達です。

『風のかたち─小児がんと仲間たちの10年─
っていう小児がんの子供たちの映画をつくった時に、聖路加国際病院の小児科の病棟にひでこさんの絵があり、その絵をとっても僕は気に入って。映画ができた時に、ひでこさんの絵をチラシやポスターで使わせていただくっていうようなことがありました。それから僕の作品をひでこさんが観に来るし、僕も個展とかのぞかせてもらうようになりました。
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この映画自体はそういう友達関係からなんですが、この前に『傍(かたわら)~3月11日からの
旅~という震災の記録を僕はつくりまして。
舞台は今日観ていただいたところと同じ宮城の亘理町の吉田浜というところと福島の飯舘。
その映画を観たひでこさんが映画を撮影した場所へ行きたいっていうことで訪ねて、ある意味もう一つの主人公、クロマツの倒木に出会うということがあって。
すごい木と出会った”という話を僕にすごく興奮して連絡してきてくれて。その次のスケッチから一緒について行って、結局3年ぐらいそのスケッチと創作をずっと追うというようなことで出来上がった作品です。
震災の記録っていうことよりも5年半経ってそういう中で、3.11のことが何を語りかけているんだろうかっていうことに、もちろんひでこさん、僕も耳を澄ませるっていう気持ちでつくりました。





◎3.11のとらえ方


マスメディア的にいうと3月11日の前後以外はあまり震災のことを取り上げないっていうのがここのところずっと続いてますから、なんで今頃?という風に思うかもしれません。
でもご存知の方も多いと思うんですけれども、むしろその時以上にいろんな苦しみというか被災地の、特に福島などの状況は本当に厳しいわけで。
メディアが取り上げる、取り上げないの問題ではないっていう風に思って。
お客さん来なくてもいいからつくるぞ”みたいな(笑)でも来ないとやっぱりまずいわけで(笑)なんとか人に観てもらいたいと思っています。


震災の記録っていうと、ちょっと身構えてしまうかもしれません。
けれど…どんなこともそうなんですが…それは社会的な事件であると同時に、ある意味で文化的なって言ったらおかしいかもしれないけども、絵が好きな人はひとつの絵というところからいろんなことを考えるし、絵本が好きな人は絵本っていうところから考えるしっていうことがひでこさんを通じて、むしろ逆に、テレビのニュースとかそういうことの中でしか震災のことを受け止めていない人に、そういうことではなくて、もっと身近なかたちで受け止めてもらえるようになればいいかなって思っています。


起きたころからすごく思っていたんですけど、もちろんメディアは情報を流すのが役割だから、情報を流すんだけれども、情報っていうことだけでは伝えられない。
…言葉はちょっと気障に聞こえるかもしれないけれども、いなくなった人たちへ…吉田浜って地名自体がもうなくなってしまったりだとか…無くなった地名ってけっこうあるんですよね、被災地。戸籍上から無くなる。なぜかっていうと、そこにすごくたくさんの人が住んでいたんだけれど、全部流されてもうそこに住むのはやめようってことになって。海岸から少し離れたところへみんな住むようになって。そうすると吉田浜って地名は無くなる。
無くなると、映画の中で観ていただいた風景はそのまま残るんだけど、地名は無くなっていく。


もしかしたら、それは人の命だとか何かのこともすごくそんな風にして、自分たちの記憶から薄れていってしまう…ていうんですかね。
だから、この映画が直接的にそういうことをメッセージしているわけではないけれど。
ひでこさんは非常に子供たちに対する思いが強い絵本作家なんでそういうことを通じて、子供たちがたくさん出てくる映画ではないんだけれども、観終わった後に、しっかり自分たちが子供たちに何を残していくんだっていうようなこと含めて。

それこそ“絵本のようなドキュメンタリー”ってキャッチフレーズで書いたんだけれども、ドキュメンタリーっていうのを絵本のように読み解いていくともっともっといろんな、やわらかなというか豊かな読み解き方ができるんじゃないかなって思ってます。


ドキュメンタリーが苦手だっていう方もいらっしゃると思うんだけれども、そういう人にこそ観てもらいたい、そんな風に思っています。




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伊勢真一監督、ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました!!



舞台挨拶後に、監督はパンフレットを買われた方へサインをしてくださいました。
絵本のようなドキュメンタリーと監督もおっしゃってましたが、パンフレットもまるで絵本のように絵が多く載っております。ぜひお手にとってご覧ください。


12月2日(金)
にて上映終了
です!足をお運びください。


















文責:エヴァラーユ











11月26日(土)より公開『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』初日入場者プレゼントのご案内

11月26日(土)より公開『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』にて初日入場者プレゼントを行います!




未来は、
子どもたちにしか
変えられない。





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       ⓒTRIGON PRODUCTION s.r.o. W.I.P.s.r.o. J&T Finance Group,a.s. CZECH TELEVISION SLOVAK TELEVISION 2011



1930年代後半、第二次大戦開戦前夜のヨーロッパではナチス・ドイツの台頭により迫害を受けたユダヤ人難民が各地に大量に発生するなか、ユダヤ人の子どもたちを安全な国に疎開させる<キンダートランスポート>と呼ばれる活動が活発化していました。
ニコラス・ウィントン(1909-2015)は、公的支援を受けずにチェコスロヴァキアでその活動を行い、669人の子どもたちを救いました。この映画は“英国のシンドラー”と呼ばれ、ノーベル平和賞候補にもたびたび名を挙げられた愛と勇気の人ニコラス・ウィントンの知られざる活動の足跡をたどるとともに、子どもたちを救うことの大切さを伝える感動のドキュメンタリーです。





11月26日(土)初日、『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』ご鑑賞のお客様へオランダの老舗メーカー‟ドロステ”社のチョコレート、ドロステ パステル ミルクをプレゼントいたします★
こちらは、映画の中で子どもたちが飲んでいるココアと同じメーカーの製品です。



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※数量限定・先着順
※東京タカラフーズ株式会社より提供して頂きました
   ★東京タカラフーズ株式会社




“世界で一番泣ける動画”の真実のその後のドラマです。ご来場をお待ちしております♪












文責:エヴァラーユ





11月20日(日)『いのちのかたち─画家・絵本作家いせひでこ─』舞台挨拶のご案内

11月19日(土)より公開『いのちのかたち─画家・絵本作家いせひでこ─2日目の11月20日(日)に演出をされた伊勢真一監督の舞台挨拶を行います!




無人の荒野 被災の地で
絵描きを呼び止めたのは

一本のクロマツだった





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2011年3月11日、東日本大震災。
宮城県亘理町では、300名に及ぶ人々が犠牲になった。
美しい海岸で知られる吉田浜の集落は津波で流され壊滅状態となった。
あの日までのことを、あの日のことを、あの日からのことを
誰よりも記憶しているにちがいない亘理町のクロマツと、4年近くにわたって向き合い、
その声に耳を澄ませ見つめ続けた絵描きの、終わらない旅の物語 ──。





『いのちのかたち─画家・絵本作家いせひでこ─

①10:30~/②17:05~

各回上映終了後




【登壇者】 伊勢真一監督

※やむを得ず変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。





伊勢監督は、昨年末に上映した『ゆめのほとり─認知症グループホーム 福寿荘─』『妻の病─レビー小体型認知症─』でも舞台挨拶に来てくださいました。
丁寧な語り口で、作品に対する思いを語ってくださいました。今回はどんなお話をお聞かせいただけるのでしょうか。
ぜひお出かけくださいませ。

















文責:エヴァラーユ





東山動植物園×『あたらしい野生の地 リワイルディング』タイアップ企画のご案内

秋まつり中の東山動植物園と映画『あたらしい野生の地  リワイルディング』とでタイアップ企画が決定しました★




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人が手を放した場所は、いずれ自然へと回帰する。
オランダで大ヒット!!
自然保護区で営まれる生態系の大規模な復元を追った地球再生のドキュメンタリー


世界でもっとも人口密度の高い国オランダ、その首都アムステルダムから北東50キロの海沿いに位置する6000ヘクタール程の小さな自然保護区「オーストファールテルスプラッセン」。もともとは1968年に行われた干拓事業の失敗で放置された人工の地だった。
しかし、人に忘れられたその土地に、わずか45年で自然はあたらしい命を育み、野生の楽園を築きあげていた!
都市近郊に広がる命の宝庫のようなこの土地で、生を謳歌し死と対峙する生き物たちの一年を、美しい映像で綴っていく。


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間もなくもみじ狩りが始まる秋の東山動植物園。都会の中で、気軽に多数の動物&植物に会える素敵なところ。最近では、イケメンゴリラ シャバーニも話題です。
この度、現在上映中の『あたらしい野生の地 リワイルディング』と、動物、自然への関心をもっていただきたいとの思いからタイアップが決定しました。





東山動植物園のチケット半券を当館でご提示いただいた方は、以下の割引で『あたらしい野生の地 リワイルディング』をご覧いただけます。

 

一般| 1,800円→1,600円

大学・大学院・専門学校生| 1,500円→1,300円

小学・中学・高校・予備校生| 1,000円→500円

※ほか割引サービスとの併用不可


   

東山動植物園で、実際の動物、植物に触れあった後、オランダで人知れず息づいた野生の楽園をぜひスクリーンでお楽しみください。










文責:エヴァラーユ




1週間限定上映!10月29日(土)より『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』公開のご案内

現在上映中、フランスが誇るラブストーリーの不滅の名作『男と女 <デジタル・リマスター版>』公開を記念して、急遽同監督&音楽『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』10月29日(土)より1週間限定で上映いたします!!




クロード・ルルーシュ+フランシス・レイ
名コンビが描く、大人の恋愛模様“最終章”


Photo                             © 2015 Les Films 13 - Davis Films - JD Prod - France 2 Cinéma




カンヌ国際映画祭で最高賞に輝き、アカデミー賞®外国語映画賞と脚本賞をダブル受賞した恋愛映画の金字塔『男と女』から50年。
男女の心の機微を描いた作品を数多く発表している恋愛映画の名手、クロード・ルルーシュと『ある愛の詩』のアカデミー賞®作曲賞をはじめとして世界中の音楽賞を受賞している名作曲家フランシス・レイ。
出会ってから50年、長年タッグを組んできた名コンビが描くのは、大人の男と女の恋愛模様“最終章”。



ニューデリー~ムンバイ~ケーララへの2日間の列車旅行。
異国情緒たっぷりのインドを舞台に、互いにパートナーのいる男と女は惹かれあう。
美しい風景の中でつきない会話。恋の予感はやがて…




『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』 

10月29日(土)~11月4日(金)
①12時15分~/②16時45分~





50年前と50年後の大人の恋愛映画、ぜひ合わせてお楽しみください。







 






文責:エヴァラーユ

9月24日(土)より1週間限定上映「ベルリン・フィル・イン・シネマ/リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」/「栄光のランナー/1936ベルリン」


9月24日(土)~9月30日(金)
の1週間限定で公開される作品をご紹介いたします!




日本初上陸!!
世界最高峰のオーケストラを映画館で堪能できる
『ベルリン・フィル・イン・シネマ』

Berlin_03_2           © Monika Ritterhaus



ベルリン・フィルハーモニックがヨーロッパですでに展開を始めている、音楽愛好家にとっては嬉しくてたまらない映画館上映企画が、ついに日本に初上陸!!
この<ベルリン・フィル・イン・シネマ>では、2015~2016シーズンのうち3つのコンサートのハイライトを映画館の素晴らしい音響と大きなスクリーンでお楽しみ頂けます。
記念すべき第一弾は現代最高の指揮者として名高いサー・サイモン・ラトル氏が指揮するベートーヴェン交響曲第4番と交響曲第7番をお届けします。クラシカルで明るく軽快な交響曲第4番と力強く恍惚とする交響曲第7番を一緒に演奏することで、まるでジェットコースターのような興奮を伴う見逃せないエンターテインメントになっています。
加えて、彼らの演奏の心理や背景に迫る密着ドキュメンタリー「リビング・ウィズ・ベートーヴェン」も合わせてお楽しみいただけます。なんと、こちらは名古屋初上映なんです!
 
また、この作品は権利上の制限から今年の9月末までしか日本の映画館でご覧になれません。
映画館でお楽しみいただけるラストチャンスとなりますので、常日頃からのクラシックファンの方々だけでなく、ふだんは「オーケストラコンサートは少し敷居が高い」と思われている方にも気軽に世界レベルの演奏の素晴らしさに浸っていただけます。この機会にぜひ、世界最高峰のオーケストラに触れてみてはいかがでしょうか。





【特別興行】

上映期間 9月24日(土)~9月30日(金) 連日:19:00~

上映の順番 「リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」「ベルリン・フィル・イン・シネマ」 
          ※途中10分間休憩を挟みます。


当日鑑賞料金
 一般:2,800円 / シニア・学生:1,800円
                      ※特別興行の為、各種割引、サービスデーの適用はいたしません。招待券もご利用いただけません。



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この男、世界最速。
ヒトラーにさえ、止められない──


『栄光のランナー/1936ベルリン』




Eikou_2        © 2016 Trinity Race GmbH / Jesse Productions Quebec Inc. All Rights Reserved.



先月末から上映されていた『栄光のランナー/1936ベルリン』をアンコール上映いたします!
今夏を沸かせたリオデジャネイロオリンピック。その80年前のベルリンオリンピックでは、4つの金メダルを獲得するという快挙を黒人選手ジェシー・オーエンスが成し遂げました。
彼が偉大な記録を打ち立て、世界中に衝撃を与えるまでの激動の2年間を描いた感動のドラマをスクリーンでお楽しみください。

【アンコール上映】

上映期間 9月24日(土)~9月30日(金) 連日:18:30~



関連リンク:『ベルリン・フィル・イン・シネマ』
        『栄光のランナー/1936ベルリン』







文責:エヴァラーユ

9月10日(土)より公開『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』初日入場者プレゼントのご案内

9月10日(土)より公開『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』にて初日入場者プレゼントを行います!


パパは、
ボクがきっと
呼び戻すんだ───




Photo                                   (C)2014 Little Boy Production,LLC.All Rights Reserved.



第二次世界大戦下、アメリカ西海岸の小さな町。8歳の少年ペッパーは町の誰よりも背が低く“リトル・ボーイ”とからかわれていた。数少ない楽しみは、唯一の“相棒”である父親との時間。
しかし、その父が徴兵されることに。一度は絶望したペッパーだったが、町の司祭とその友人である日系人・ハシモトの力を借りて、戦場からの“父親奪還大作戦”が始まった! 少年の一途な想いは、海を越えて父親へと届くのか。






9月10日(土)初日、『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』ご鑑賞のお客様へ先着でペッパー少年のパワー・バッヂをプレゼントいたします♪ ※数量限定・先着順



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ユーモアと温かみがあふれる本作の缶バッヂをぜひお手元に☆彡お待ちしております。








関連リンク: 『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』














     
文責:エヴァラーユ






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