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『二人日和』 出演・栗塚旭氏 インタビュー【1】

2biyori名演小劇場での公開初日。京都の街には雪が舞っていたそうです。栗塚さんはこの日の朝、京都のご自宅を出発した後、新幹線で名古屋にいらっしゃいました。そして、名演小劇場で5回もの舞台挨拶を行ってくれました。



映画の中では妻を想い、多くを語らない頑固な職人気質の黒由を演じた栗塚旭さん。しかし、この日はフレンドリーでお話好きなベテラン俳優の姿を見せてくれました。素敵な笑顔で多くのお客様に自ら歩みより、話しかけていらっしゃった姿は印象的です。そんな栗塚さんは、多くの物事にこだわりがあるご様子。


「家には昔ながらのカチカチってチャンネルをまわすタイプのテレビしかないんですよ。しかもNHKしか映らない。(笑)ビデオも昔出回っていたベータ版のものしかない。いつでも買い換えられるんだけど、やっぱりテレビをつけると、生で放送しているものがあるのだから、わざわざビデオとかで他のものを観ようとは思わないんだよね。役作りのために資料としてだったら、いくらでも観ますけど」と語ってくれた。



kurizuka1-3 そんな栗塚さんは、週に3回は映画館に足を運ぶそう。「やはり映画というものは、ある程度の大きさのあるスクリーンで観て、知らない人たちが暗闇に集まって、一緒に時間を共有するってことに意味があるんじゃないかな」。確かに、この日も既に30回以上は観ている『二人日和』を名演小劇場のスクリーンで、お客様と一緒にご覧になっていました。「映画は映画館のスクリーンでみる」、という栗塚さんのこだわりが伺えます。



「名演小劇場はこれまで『二人日和』上映してきた映画館の中では、一番小さな劇場かもしれないですね。京都シネマも小さいけれど、ここはこじんまりしてアットホームな雰囲気があります。ロビーでは、お茶や飴のサービスもあるし。いい劇場だね(笑)」と笑いながら、劇場の印象を伝えてくれました。



kurizuka1-2 お客様と一緒に映画をご覧になったときのことは、「もう何度も『二人日和』は観ているんだけど、観るたびに新しい発見があってね。目をつぶって音だけきいたりもしてます。僕はね、映画もみているけれどお客さんもみているんですよ。今日は、隣にいた男性が最初はぎゅっと腕組みして映画を観ていたんだけど、最後には腕をほどいて涙を流していてね。その姿をみたときには、感無量でした。ありがとう、と言いたい」。同じスクリーンで、一時の時間を共有する。栗塚さん、そしてお客様にとってこの日の上映は思い出に残るものになったことでしょう。まさしく「映画館で映画をみる」ことによって、感じられる何かがあったのかもしれません。



2biyori2 本作では、栗塚さんが神社に水を汲みにいくシーンが何度か登場します。「まず最初に汲んできた水を神棚にあげてね、残った水で妻と珈琲を飲む。この珈琲を飲むシーンだけで『二人日和』のことはもう十分語られているんですよ。」水を汲みに行く場所は、梨木神社という京都の3名水のひとつだそうです。このシーンについて栗塚さんは「映画の中で特に印象に残っている場面」と教えてくれました。「水を汲みにいく老人は、何かの象徴のように思えて・・・それが何かはまだ僕にはわからないのだけどね。野村監督も執拗なくらいにこのシーンを撮っているでしょ、やはりこのシーンは映画の核になるような何かがあるように思える」と静かな口調で語る姿は、劇中に登場する黒由そのものでした。



kurizuka1-1 次回は、インタビュー第二弾として共演者の方たちの印象などについてお届けします。どうぞお楽しみに!






関連リンク:
『二人日和』 公式サイト



文責:ホームページチーム・レイチェル

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