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『青いうた』 金田監督&冨浦さん インタビュー【1】

Aoiuta_1_1 先週より名演小劇場で公開中の『青いうた~のど自慢 青春編~』。99年に公開された『のど自慢』(井筒和幸監督)の次回作ということで制作された本作は、2005年に発足した下北フィルムコミッションの第一回作品として、むつ市の全面的な協力の下で撮影されました。故郷で精一杯生きる弟、都会に憧れて東京に向かう兄・・・。中学を卒業した4人の若者の心情が切なく絡み合う『青いうた~のど自慢 青春編~』。今回は、金田敬監督と弟役(山崎良太)を演じた冨浦智嗣さんにインタビューした内容をお届けします。




Q:青森県むつ市が舞台ということで劇中でも方言がたくさん飛び交っていますが、方言についてはどのように勉強されたのでしょうか?



冨浦さん:最初にMDをもらって、それを聞いて下北弁の練習をしました。他の人は女性とかが声を担当していたのに僕の演じた「良太」だけおじいさんが担当で、最初はギャップがありました(笑)。方言はとても難しくて、なかなかナレーションも最初はできませんでしたが、フィルムコミッションの方が丁寧に教えてくれたので助かりました。



01金田監督:最初、むつ市を訪れたときにはみんなが何を喋っているのか分かりませんでしたね(笑)。僕は関西出身なので、映画の中で下手な関西弁を喋られたりすると、ものすごくむかつくんですよね。ですから舞台を下北半島にしたときに、青森出身の方や青森に住んでいらっしゃる方がこの映画を観た時に、僕と同じようにむかついてもらっちゃ困るな、と思いましたね。だから、主人公の彼らには酷だったかもしれないけれど、下北弁には忠実に取り組んでもらいました。




Q:共演者の方について、また、キャスティングについて教えてください。



05冨浦さん:おばあさん役の緑魔子さんがとても方言がうまくて驚きました。そして、本人にはお伝えしていないんですが、とても若くてきれいな方でした。最初に台本を渡されたときに僕のおばあさん役の緑魔子さんについてインターネットで調べたんです。そしたら、写真がちょっと怖くて・・・(笑)、それに「魔子」さんという名前の「魔」が魔女や悪魔の「魔」だから、もっと怖い人だと思っていたんです。でも、お会いしてみるととても綺麗で素敵な方でした。

あと、僕の先生役を演じていた木下ほうかさんは普段は役柄とは全く違う雰囲気で、プライベートではサングラスかけてちょい悪オヤジみたいでかっこよかったですね。



27 金田監督:キャストは主人公4人の核となる山崎達也役は最初から濱田岳君と決まっていました。彼がちょっと昭和顔というか(笑)、僕らの子供時代のやんちゃっぽさをもった役者さんだったから、彼に合う彼女ならちょっと古風な感じの寺島咲さんがいいと思ったし、濱田君の対抗馬なら平成顔(笑)の落合扶樹君が合うね、ということで。そして、浜田君の弟役には天使ような無邪気さ、純粋さがあったほうがいいということで冨浦君に決まったわけです。天使のような、ということで冨浦君です(笑)。4人のバランスはうまくいったと思ってますね、まさしくイメージどおりの配役でした。

また、緑魔子さんはしばらく映画からは遠ざかっていたのですが、今回お願いしたら快く引き受けてくださって、はるばる青森県のむつ市まで来てもらいました。撮影が終わったときに「また演技したいわ」とおっしゃって下さったので嬉しかったですね。

そして、少し意外なキャスティングということでヤンママ風の母親役で斉藤由貴さんを配役したわけですが、斎藤さん自身から「なんで私なの?」と聞かれましたね(笑)ヤンママ風のイメージでトラックの運転手の役柄ができる女優さんは沢山いらっしゃるんです。ただ、エンディングの「木綿のハンカチーフ」を最後に歌って、映画がきちんとしまる人は誰なのか?と考えたときに最終的に斉藤由貴さんしかいなかったんですね。本当に歌がうまくてベタなんですが、歌の内容と映画のエンディングが斉藤さんの歌でよりいっそうひきしまったと思います。




Q:『のど自慢青春編』ということで、劇中には「翼をください」、「ケ・セラ・セラ」、「木綿のハンカチーフ」、「One Night Carnival」など年代やジャンルが全く異なる歌が沢山登場しますが、どうやって選曲されたのでしょうか?また、歌で思い出に残っていることはありますか?



09冨浦さん:映画の中で一人で「翼をください」を歌う場面があるんですけど、あのシーンはとても恥ずかしかったですね。結構まわりからは笑われていたと思います(笑)。最初にみんなの声をとっていたので、撮影中はまわりの人はみんな口ぱくだったんです。だから僕一人調子はずれで歌っていて、それはもう・・・(赤面)実は歌が下手なんです。

この前も取材ということでみんなで集まったんですけど、急遽カラオケにいくことになって、すごく困りました。結局ふざけて歌ったから良かったんですけど(笑)映画の中に登場する曲は、「ケ・セラ・セラ」はCMで聞いたことがあって、「翼をください」は学校で練習したことがあったので知っていました。



07金田監督:脚本を書いている段階でみんなの意見を聞きながら曲は決めていきましたね。僕なんかだと「木綿のハンカチーフ」は初めて買ったレコードで思い入れがあったりね(笑)でも、他の人にはそれほど思い入れがなかったりもするし・・・ただ、「木綿のハンカチーフ」は青春というテーマからいってもうエンディングにもってこよう、とプロデューサーと相談して最初から決めてましたね。また「One Night Carnival」は、一応現代の話だよ、ということを伝えておきたかった部分もあるのであの曲を取り入れました。濱田君が一人でさわがしく歌うっていうのが、観ていてさびしい感じがするからいいなって思ってね、必見ですよ。




『青いうた~のど自慢 青春編~』は、今週の金曜日まで名演小劇場で上映中です。4人の若い主人公が下北半島、そして東京を舞台に繰り広げる青春劇。劇中には懐かしい曲から現代の曲までさまざまな曲が流れ、思わず映画を観ながら口ずさんでしまうかも?!



Kaneda_1 金田敬監督 DATA:

1963年大阪府豊中市生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業し、同時に中村幻児監督の主催する“Uプロダクション”に参加。主に石川均や廣木隆一などの助監督を務め、91年に監督デュー。以後、Vシネマを中心に多数を手がけ、本作が劇場用一般映画デビュー作となる。その他、脚本を担当する作品も多数。



Tomiura_1 冨浦智嗣さん DATA:

1991年徳島県生まれ。本作での良太役同様、本人も愛くるしいキャラクターで撮影現場の雰囲気を明るく盛り上げてくれた。デビュー作「3年B組金八先生 PART7」中村真佐人役で注目を集め、「花より男子」や「輪舞曲~ロンド~」にも出演している。



明日は、インタビュー内容の続きを掲載します。




関連リンク:『青いうた~のど自慢青春編~』 公式サイト



文責:ホームページチーム・レイチェル

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