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シネサロンセミナー報告

すでに第5回までのシネサロンセミナーが開催されましたが、ここで少しセミナーの様子をご紹介します。これまで参加できなかったお客様もこれを読んで、是非次回は参加してみたい!と思っていただければ幸いです。

さて、一体どんな様子でシネサロンセミナーは開催されているのでしょうか?



Profematsumoto Tsugunaiomote まず、第3回のセミナーは、映画『つぐない』に関連して、愛知県立大学外国語学部英米学科松本三枝子教授をお迎えしました。テーマは「現代英国小説の状況と映画『つぐない』について」。前半は、英国の文学賞である「ブッカー賞」と現代小説についてお話いただきました。   「英国小説をなかなか一言で語ることは難しい・・・」とおっしゃっていた松本教授ですが、ブッカー賞にノミネートされる条件やBooker of Bookers Prize(ブッカー賞中のブッカー賞)について、また原作者のイアン・マキューアンの英国での認知度などについて判りやすく説明してくださいました。後半も、映画化された過去のブッカー賞受賞作や小説「贖罪」と映画のタイトルとの違いについて、また『つぐない』に登場するシーンについてさまざまな角度からして解説いただき、とても内容の濃いお話となりました。



Profematsumoto2 Tsugunai2例えば、映画の中でグリーンのドレスを纏い登場するキーラ・ナイトレイ。彼女のドレスの色にも英国ならではの意味があったのです。また、水に関連するシーンに注目してのお話は、教授ならではの視点で語られ「なるほど!」と納得することも。セミナーの内容からこういった小さなヒントを広い集め、映画を楽しむこともできました。







Profehara2 Langeaisomote 続いて、第4回のセミナーは、愛知県立大学外国語学部フランス語学科准教授原潮巳氏をお迎えし、映画『ランジェ公爵夫人 Ne touchez pas la hache』を基に「バルザックの生涯と作品」についてお話いただきました。バルザックの作品や、彼の社会的文化的背景を判りやすく紐解いた年表を参考にしながらのお話は、とても興味深いものでした。


Profehara バルザックがどのように作品を綴っていったのか?そして、彼が生涯を通して執筆しつづけた「人間喜劇」 がどのようにこの映画と結びついていくのか?さまざまな関連性が実はあったのだ、ということを認識させられた内容でした。また、バルザックと19世紀フランスの他の小説家との関係、そしてバルザックの他の作品の映画化についても詳しく解説していただき、まるで大学の講義を受講しているかのような錯覚に陥るほどの内容の詰まったセミナーとなりました。



Tamamushi 最後に、第5回のシネサロンセミナーは、なんと!法隆寺までの日帰りツアーを実施しました。長編ドキュメンタリー映画『蘇る玉虫厨子~時空を超えた「技」の継承~』の上映を前に、奈良県、法隆寺秘宝展で展示されている「平成の玉虫厨子」を鑑賞するツアーを行ったのです。当日は天候もよく、ゆっくりと法隆寺などを鑑賞&観光?することができました。約30名近くのお客様に参加していただいた名演初の日帰りバスツアー。また機会があれば、是非企画していきたいと思います。



このように上映する作品に関連づけてのシネサロンセミナーは、毎回満員御礼となりお客様には大変感謝しております。映画と共にこういった映画に関するセミナーにも興味をもっていらっしゃるお客様が多いので、今後も頑張って続けてまいります。是非お時間がありましたら一度セミナーにもご参加ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。



近日中に、次回の第6回シネサロン・セミナーについても告知いたします。どうぞお楽しみに!





文責:ホームページチーム・レイチェル

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