フランス映画祭『ミーシャ』
『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』(SURVIVRE AVEC LES LOUPS)を観てきました。
一人のユダヤ人少女が両親を探し求め、戦火のヨーロッパを3年かけ横断していくストーリーです。原作は、ミーシャ・デフォンスカのベストセラー『少女ミーシャの旅』。
ナチスに両親を連行され1人残された少女ミーシャは、小さなコンパスだけを頼りに両親を探す旅に出ます。過酷な旅の途中、ミーシャは野生の白い狼に助けられます。少女と狼の交流、ナチス狩りの時代背景、そして離ればなれになった両親への深い想い、様々なエピソードが描かれていました。
トークショーには、監督のヴェラ・ベルモンさんと主人公ミーシャを演じたマチルド・ゴファールさんが来てくれました。監督は『女優マルキーズ』の日本公開時にも来日し舞台挨拶を行ったそうで、黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』にも影響を受けたそう。監督の親日家振りが伺えます。
他にも撮影時の苦労話やミーシャ役のマチルドさんを選んだ時のエピソードを表情豊かに語ってくれました。
文責:レイチェル
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