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フランス映画祭 1日目 『ミックマック(原題)』 MICMACS ATIRE-LARIGOT

J2 フランス映画祭のオープニングは、『アメリ』ジャン=ピエール・ジュネ監督が贈るコメディ作品『ミックマック(原題)』。上映前に監督から「ビッグマックじゃないよ、ミックマックだよ。」という挨拶があり、会場は笑いの渦に包まれました。



ストーリーは…
発砲事件に巻き込まれ、頭に銃弾が残ったままの男バジルは仕事も家も失ってしまいます。そんな彼を救ったのは、廃品回収で生計を立てているスクラップ工場の仲間たち。


ある日、彼が偶然見つけた会社が、彼の頭の銃弾を作った会社だと判明。さらに、その向かいは、彼の父の命を奪った地雷を作った会社。自分の人生をハチャメチャにしたこの2つの武器製造会社に対して、ユニークな仲間たちと共に仕返しを開始します。



Mic 上映後のティーチインでは、まず監督から会場の観客に向けて質問がありました。


『「アメリ」を観て、パリのカフェ・ドゥ・ムーランに行ったことがありますか?』


それというのも監督には深〜いワケがあったのです。何度か監督自身もこのカフェを利用しており、その際に日本人観光客の女性が、店内に貼られている『アメリ』のポスターと共に写真を撮っている姿を目にしているとのこと。しかし、ポスターには気づいても監督には気づいてくれないのだそうです。さらにある時には、ポスターの前に座っていた監督にどいて欲しいとの要望もあったとか…さてさて、そんな冗談も交えつつ、今日は「顔を覚えて帰って欲しい」との要望からティーチインはスタートしました。


J_2
『ミックマック』
の主人公を演じているダニー・ブーンさんはフランスを代表するコメディアン。彼についても非常に信頼を寄せているようで、本作の中に登場するある仕草は彼自身に考えてもらったとか。鉄クズを拾い集めるシーンで話している言葉もオリジナル、表情豊かに演じるダニー氏の演技にも注目です。


ノスタルジックな映像が目をひくジャン=ピエール・ジュネ監督ですが、『アメリ』、『ロングエンゲージメント』、そして本作『ミックマック』で、「パリのお気に入りの場所を全て撮り尽くしてしまったかもしれない」とのこと。今後、「奥様の出身地でもあるサンフランシスコや東京、それも夜で雨が降っている東京を舞台にして映画を撮ってみたい。」ともお話されていました。



最後は、やはり監督からの質問で終わります。


「この作品の中には映画のポスターがでてきたけれど、一体何回でてきたでしょう?」


その答えは『ミックマック』をご覧になって確かめてください。さまざまな映画作品へのオマージュもこめられた本作は、今年の夏全国各地でロードショー予定です。



Micmac
『ミックマック(原題』 MICMACS ATIRE-LARIGOT

監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ、ドミニク・ピニョン 2010年夏 恵比寿ガーデンシネマ他全国ロードショー配給:角川映画

2008年/フランス/35mm/ドルビーSRD/104分




文責:ホームページチーム・レイチェル

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