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フランス映画祭 4日目 『あの夏の子供たち』 LE PERE DE MES ENFANTS

Anonatsu5 4日目の最後に鑑賞したのは、『あの夏の子供たち』ミア・ハンセン=ラブ監督の2作目の作品で、2009年カンヌ国際映画祭《ある視点部門》審査員特別賞を受賞しました。



ストーリーは…。




映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば家族を愛する魅力ある人だった父。しかし、不況の中、自ら命を絶ってしまいます。残されたのは、多額の借金と未完成の映画だけ。幸せな日々が一転し、絶望の中で葛藤する母娘に訪れた新たな出発とは一体どのようなものだったのでしょうか。





『あの夏の子供たち』 LE   PERE DE MES ENFANTS

【2009年カンヌ国際映画祭《ある視点部門》審査員特別賞】

監督/脚本:ミア・ハンセン=ラブ

出演:キアラ・カゼッリ、ルイ=ドー・ド・ランクザン、アリス・ド・ランクザン

2009年/フランス/35mm/カラー/ドルビー/110分/

配給:クレストインターナショナル



Anonatsu2女優であり、カイエ・デュ・シネマの批評家という経歴もあるミア・ハンセン=ラブ監督。実在の映画プロデューサー、アンベール・バルザンの自殺という、監督の実体験から生まれた本作。上映終了後に監督と日本大学教授の古賀太氏を迎えて、ティーチインが行われました。




映画と家族について語ってくれた内容では、古賀氏から視点の移り変わりについての指摘でがありました。「“LE   PERE DE MES ENFANTS”は“私の子供の父親”という直訳になるので、母親の視点から撮られているのかと思いましたが…いつの時点でこのような視点を思いついたのですか」監督曰く、「それは映画の構想段階から既に固まっていた。」とのこと。是非、誰の視点で描かれているのか?という部分にも注目してご覧いただきたい作品です。




また、キャスティングについても「これが決まればほぼ映画はできたものといわれているので、非常に時間をかけてキャスティングは行った」ことを明かしてくれました。主人公・映画プロデューサーを演じたルイ=ドー・ト・ランクザンさんと長女役を演じたアリス・ド・ランクザンさんは実の親子。2人の絶妙な演技にも注目です。



「悲劇ではあるけれど、暗くはない作品」と古賀氏が話すと、監督はフランスの映画監督であり、今年1月に89才で亡くなっったエリック・ロメール氏の作品の中1つの台詞をもって応えてくれました。 「人生は非常に多様である。だからこそ、励まされるんだ。」




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本作は、今夏ロードショー予定です。




 『あの夏の子供たち』公式サイト http://www.anonatsu.jp/




文責:ホームページチーム レイチェル


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