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『密約 外務省機密漏洩事件』の舞台挨拶に澤地久枝さんが登場!

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『密約 外務省機密漏洩事件』
(岩波現代文庫)原作者である澤地久枝さんの舞台挨拶が5月16日(日)に行われました。当日、劇場は満席となり、多くのお客様が入場できないほどの混雑となりました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。



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「人の営みというのはいろんなことがありますが、何が本筋であって、何がまやかしのものであるのか、そのまやかしにチラチラ目を奪われて本筋を見失う、ということをやりたくありません。」
と、まずは澤地さんから原作にこめた想いが語られました。


『密約 外務省機密漏洩事件』は1972年に起こった外務省機密漏洩事件についてのルポルタージュ。現在、名演小劇場で公開している作品は、澤地久枝さんの原作をもとに1978年にテレビ朝日開局20周年記念番組として制作されたTVドラマの劇場公開版になります。


Ribon2 くしくも沖縄返還日(5/15)に名演小劇場では公開となり、NHKでの『沖縄』特集をはじめ、各新聞でも「沖縄」「普天間基地移転」「日米安保条約見直し」など新政権に期待してきた多くの国民や沖縄県民の怒りの声が掲載されました。名演小劇場でも公開に合わせ、黄色いリボンを作成し(沖縄県民大会のシンボルカラー)お客様に配布させていただきました。




Katouomote 舞台挨拶終盤では、「九条の会」呼びかけ人のお一人でもある加藤周一氏についての印象的なエピソードを語ってくれました。加藤氏が亡くなる4カ月くらい前に開催された九条の会の集まりでのこと。氏の眼をみて伝えたそうです。私たちが生きている間には私たちが望んでいるような答えを得られないかもしれない。そして、この会もみんなが去ってゆき、最後の一人になるかもしれない。でも、私は今やりたいと思っていることをあきらめる気はありません。」その真剣な眼差しから鳥肌が立つほどの迫力でした。



「加藤さんは去っていかれました、私は加藤さんとの約束に自分をしばりたいと思っています。どうぞ周りの人たちに両方の映画をみてくださるように声をかけてください。」『密約 外務省機密漏洩事件』と共に加藤周一さんのドキュメンタリー映画もご覧になってもらいたいと話されていました。



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「映画という表現手段はすばらしいです。その時代の映画を観ないと、その時代を生きたことにならない。それが映画がもっている不思議な魅力と力だろうと思います。」
と、穏やかだけど力強い言葉を残してくれました。あでやかな着物姿で登場した澤地さんの舞台挨拶は感動とともに、明快な論旨に大きな拍手が寄せられ終了しました。



舞台挨拶後、澤地さんは加藤周一さんのドキュメンタリー映画『しかし それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』をお客様と共に劇場でご覧になり岐路につかれました。



『密約 外務省機密漏洩事件』、『しかし それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』ともに名演小劇場での公開は5月28日(金)までとなります。どうぞお見逃しなく!




関連リンク:『密約 外務省機密漏洩事件』公式サイト
『しかし それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』公式サイト



文責:ホームページチーム・レイチェル 

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