『わたしを離さないで』(Never Let Me Go)
コンペティション部門より『わたしを離さないで』(Never Let Me Go)を鑑賞しました。
マーク・ロマネク監督が描いた儚くも切ないラブ・ストーリー。
謎めいた施設で育てられたキャシー、ルース、トミーの3人。彼らはある目的のために生をうけ、ヘイルシャムという場所で友情や恋愛を体験した。謎めいた3人の他人とは異なる過酷な運命とはいったいどういうものなのだろうか。
カズオ・イシグロの作品が原作となった本作。過酷な運命に翻弄される3人の中心的役割を演じているのがキャシー役のキャリー・マリガンさん。キーラ・ナイトレイさんが個性的にルースを演じれは、キャシーのキャリーさんは優しさや虚しさを上手く醸し出していました。
上映終了後は、Q&Aに監督であるマーク・ロマネク氏が登壇してくれました。小説とは多少ことなるものの監督が描きたかったの核はラブ・ストーリーである、とのこと。複雑な想いが交差するなか3人の関係も微妙に変化していく様子が淡々と描かれていました。
文責:ホームページチーム レイチェル
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