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映画『恋谷橋』のキャンペーンで後藤幸一監督 来名!

現在上映中の映画、『恋谷橋』のキャンペーンで後藤幸一監督が名古屋にいらっしゃいました。今回はその時にうかがった撮影エピソードや本作にこめた想いなどについてご紹介します。



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作品をにこやかに見つめる後藤監督!



『恋谷橋』はSPEEDの上原多香子さんの映画初主演作。鳥取県の温泉宿を舞台に、故郷への想い、そしてそこで見つけたほんとうに大切なこと、をテーマに人生の岐路に悩む女性の姿を丁寧に描いています。原作は、第1回スーパーシナリオグランプリで応募総数777点の中から大賞を受賞した宮尾卓志氏の「雨の中の初恋」。



本作の中心となるのは、鳥取県の名湯・三朝(みささ)温泉街。そこに流れる三徳川には三つのロマン溢れる橋があります。これらの橋は、三朝橋(中の橋)、かじか橋(下の橋)、恋谷橋(上の橋)といい、映画の中にも象徴的に何度も登場します。


『恋谷橋』には、「La Vallée de l'Amour(ヴァレ・ドゥ・ラムール)」というサブタイトルもついていますが、「La Vallée de l'Amour(ヴァレ・ドゥ・ラムール)」とは直訳すると「恋の谷」、フランス大使によって命名された日仏の恋の架け橋(『恋谷橋』)は、映画とも繋がっていたのです。



主人公・朋子を演じた上原多香子さんとは「あざとい芝居、説明っぽい芝居はやめよう、と話をしました。三朝(みささ)という温泉街で自分が生まれ育ったことを素敵なことだ、という風に思って、そこで一人の女性として呼吸をして、ここで生きていこう、という気持ちをもって演じて欲しいとも伝えました。」と、演じる上での話し合いを重ねたそうです。



撮影初日、上原さんからもあるシーンで朋子の心情について提案があったとか。「彼女は今、朋子がどういう気持ちか?ということを理解したうえで、こうしたい、と提案してきたことなので、ある意味自然体になっていると思いますね。見方によっては感情移入がどうかとも取れるかもしれないけれど、それは監督してそういう狙いでもあったし、自分の気持ちを伝えていく、ということでやってもらえばこの先もうまくいくなと思いましたね。」と、揺れ動く女性の気持ちを繊細に演じた上原さんについて語ってくれました。



「三角関係という恋愛をテコにしながら、朋子が自分を見つけていくストーリーにしたかった。だから、中途半端にしないほうがいいなと考えました、(『恋谷橋』は)彼女がどうやってこれからの人生を見つけていくか、その再発見までの話ですから。だからエンディングは次の人生のプロローグになればいいと思ってます。まさしくエンディングで流れる小椋佳さんの唄そのものなんですけどね。『忘れないで欲しい  今日という日は いつだって 残る人生の 初日だ ということを』(主題歌「君、しなやかであれ」)」



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最後に紹介したいのは監督からのメッセージです。「最初の想いは夢をもって生きてきた人が、なんらかの拍子に道に迷ってしまった時に暗闇の中で映画とお話してみてください、という事でした。映画というのはそういうものだと思ってます。DVDとかではなく、暗闇の中で自分と対話するもの。もちろんいろんな人に観てもらいたいですが、(本作が)自分をみつめなおし、明日への一歩を踏み出すきっかけ、希望を見いだす助けになればいいと思います。ささやかですが、そういう風に役立てばいいかな、と。」


チャーミングな笑顔で『恋谷橋』へこめた想いを最後にお話してくださいました。後藤監督、ありがとうございました!!



■ストーリー

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島田朋子は東京のデザイン事務所で働いていたが、不景気の波によってリストラされてしまい、次の職が見つかるまで田舎に戻ることにした。朋子の実家は、かつて温泉街として栄えた鳥取県の三朝町で、老舗の旅館・大橋を経営している。

朋子は5年ぶりに三朝へ帰ったが、朋子に想いを寄せる幼馴染みで大橋の板前・圭太が話すように、街に以前のような活気は無く廃れ、大橋も例外ではなかった。そんな折、大阪で結婚生活を送っていた朋子の姉・美穂子が、夫と離婚するといって突然戻ってきたが、その矢先に父・和夫が病で倒れてしまう。

 

朋子の母・祥子は、自分が旦那として和夫の役目を果たし、美穂子に若女将としてやってほしいと考えるが、美穂子はそんな親の想いもあっさり断ち、夫のもとへ帰ってしまう。

 

なかなか復興が上手くいかない中、朋子は圭太や友人たちと町興しのイベントを計画する。デザイナーの夢が諦めきれない朋子、三朝温泉の復興に奮起する友人たち、そして大橋旅館の行く末はいかに…。

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監督:後藤幸一
原作:宮尾卓志(「雨の中の初恋」)
出演:上原多香子 水上剣星 松田美由紀 小倉一郎 中澤裕子 高野八誠



是非、名演小劇場にて『恋谷橋』の灯す希望の光をご覧ください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。



リンク:恋谷橋




文責:レイチェル

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