能登の花ヨメ

『能登の花ヨメ』来名キャンペーンレポート

Omote 現在、劇場にて上映中の『能登の花ヨメ』。石川県、能登を舞台に嫁と姑、そして地元の人々との交流を温かい目で描いた本作。今回は、主人公みゆきを演じた田中美里さんが名古屋にキャンペーンでいらっしゃった際の様子をお届けします。




初めての土地。初めての嫁対姑。




Ura 広告代理店の派遣OL生活にピリオドを打ち、東京での挙式準備中のみゆきは、交通事故で身動きがとれない婚約者の母のため、単身、震災のツメ跡が残る能登を訪れる。身構え、とまどうみゆきをぶっ飛ばす田舎の生活。



Sub2_20 姑・松子と近所に住むフジばあさんがお茶をすすっている古い大きな家で、飛び跳ねる魚をさばき、ヤギに餌をやる。松子はねぎらいの言葉もなく、ギブスで動けないはずの片足でこれみよがしにテキパキ働く。みゆきの情けなさはすぐさま近所中の知るところとなり、立つ瀬のないみゆき!初めての土地、初めての嫁対姑。東京に逃げ帰ろうとするみゆきを、フジばあさんは「みーんな、仲いいがいい」とさとすのだった。


都会と異なる暮らしぶりや環境に戸惑いながらも、地域の人たちと共にいきていく喜びや家族と一緒に暮らしていく意味を見いだしていく主人公のみゆき…。



『能登の花ヨメ』プレスより あらすじを抜粋)




主人公・みゆきにはNHK連続テレビ小説「あぐり」でデビューの田中美里さん。対する姑・松子役には、TBS「渡る世間は鬼ばかり」待望の新シリーズも好評、ダイエットに成功したことでも注目されている大女優、泉ピン子さん。そして、二人を温かく見守るフジばあさんには漫才協会の名誉会長もつとめる内海桂子さん。更に甲本雅裕さん、松尾貴史さん、本田博太郎さんら実力派俳優も出演。日本を代表する豪華キャストが揃いました。


監督には、『She's Rain』に続き本作が2本目となる白羽弥仁さん。音楽を手がけたのは今回が初サントラとなる大江千里さん、そして、『HANA-BI』山本英夫さんのカメラワークがキリコ祭りや能登の豊かな自然を存分に映しだしています。


都会と地方に引き裂かれた家族の姿。これは現代を生きる私たちの縮図とも言えるのかもしれません。




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Main_4 結婚をひかえた都会育ちの主人公・みゆきを演じた田中美里さん。開口一番に話してくれたのが、お義母さん役として共演した泉ピン子さんについてでした。「今回の撮影は順撮りだったんですが、みゆきがお義母さまと会うドキドキと、私が(初共演の)泉ピン子さんと会うリアルなドキドキとがリンクしていたように思いますね。」と、教えてくれました。「一番むずかしかったのは、どの部分で打ち解けて、どうやって心と心が繋がっていくのか、その微妙な匙加減でした。」また、泉さんからは役者として伝え残していきたいこととして故・杉村春子さんから教わったさまざまなアドバイスを田中さんにも伝授してくれたそう。「『先生から私も教わった言葉だから』と言い泉さんが伝えてくれた言葉は大変嬉しかったです。」と笑顔で話す姿が印象的でした。



今回の舞台となったのは、石川県・能登。「能登で映画を撮るから参加して欲しい、という話は聞いていましたが、一体どういう内容になるかは当初は決まっていませんでした。」映画の企画がある中、2007年3月25日に能登半島地震が発生。多くの方が被災されました。田中さんも「地元ということで何かしなくちゃ、とは思ったんですが、いざとなると何を持っていけばいいのか、どうやってこの状況で動けばいいのか、など分からなくなり無力だな、と感じていました。そんな時にこのお話を頂き、小さな力だとは思うんですが、お芝居をすることによって役に立てれば、と思いました。」と、当時の心境を語ってくれました。



石川県出身(金沢)の田中さんにとって能登地方はこれまであまり馴染みがなかったそうです。能登の印象については、「金沢に学生の頃までしかいなかったので、能登を訪れたことがなかったんです。その後、旅番組で2回ほど訪れてはいましたが、今回の撮影で1ヶ月くらい能登で過ごして、どうしてもっと早く行かなかったんだろう、と思いましたね。」と、話してくれました。「これまで日本海というと演歌の世界や荒波を想像していたんですが、能登の海は穏やかで、コバルトブルーの色をしていてとても綺麗でした。そして、この場所は神秘的な場所でもあるな、と。見えないものがちゃんと存在するような…そういう雰囲気の場所でした。特にキリコ会館は幻想的で、圧倒されました。是非機会があれば訪れていただければ、と思います。




C 能登の人々の優しさに触れ、感謝の連続だったと語る田中さん。「私たちにできることは、(能登半島地震を)忘れないことかな、と。そのためにも1日でも長く上映して頂いて、何かを感じてもらえれば嬉しいです。」と最後にメッセージを残してくれました。


『能登の花ヨメ』のシチュエーションはまさしく、現代の縮図と言えるかもしれません。是非のこの作品を観て、貴方も心の故郷を思いだしてください。




関連リンク:
『能登の花ヨメ』 公式サイト



文責:ホームページチーム・レイチェル



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