津軽百年食の収益金の一部を東日本大震災の義援金にします。
現在上映中の『津軽百年食堂』は、青森の弘前市を舞台にした作品です。八戸港近くなどで撮影を行ったほか、東北各地のテレビ局などからの出資を受けて作成されました。
3月11日に発生した東日本大震災を受け、今回本作の収益金の一部を、日本赤十字社を通じて義援金として送ることとなりましたのでご報告いたします。
名演小劇場でも作品上映前に「映画『津軽百年食堂』は青森、東北地方を応援します。映画収益の一部を『東日本太平洋沖地震』の復興の為に日本赤十字社を通して寄付いたします。」とのメッセージが映し出されます。
『津軽百年食堂』
ストーリーは、明治末期、弘前。やっとの思いで津軽蕎麦の店を出した賢治。そして、時は流れ現代へ。四代目にあたる陽一は、父との確執から「大森食堂」を継がずに東京で暮らし、故郷への反発と捨て切れぬ思いの間で揺れていました。
ある日、父が交通事故で入院し、陽一は久しぶりに帰省します。東京で知り合った同郷の七海が抱く幼い頃の思い出や、賢治の“娘”である祖母の心に触れ、陽一の気持ちは少しずつ変化してゆくのです。そして、さくらまつりの日、小さな奇跡が起きたのでした‥。
本作はヒット小説「津軽百年食堂」を原作に、名匠・大森一樹が紡ぎ上げた心温まる人間ドラマです。若い陽一が、葛藤を乗り越え、百年続いた津軽の食堂を受け継ぐ重みを受け入れて、四代目となるまでを、初代・賢治の人生と重ねて描く心の物語となっています。
【原作】森沢明夫 【監督・脚本】大森一樹
【出演】藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 中田敦彦(オリエンタルラジオ)
福田沙紀 ちすん 藤吉久美子 大杉漣 かとうかず子
野村宏伸 手塚理美 伊武雅刀ほか
【配給】日活/リベロ 2011年/日本/106分
是非、当劇場にて心を味を繋ぐ感動の作品をご覧ください。
文責:レイチェル