李藝 最初の朝鮮通信使

『李藝 最初の朝鮮通信使』舞台挨拶を行いました!

先日、6月2日(日)李藝 最初の朝鮮通信使』上映終了後、ナビゲーター:ユン・テヨンさん、プロデューサー:益田祐美子さん、同名小説著者・エグゼクティブプロデューサー:金住則行さん、お三方にお話していただきました!

 

当日は梅雨を越えて夏のような暑さでしたが、大変多くの方にお越しいただきました。劇場内も外に負けない熱気と興奮の中、この回は満席!
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

 

名古屋の大学出身の益田祐美子さんが司会をされ、まず、映画公開までの裏話や苦労話をお話して下さいました。
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その後、いよいよ今回のメインゲスト、ユン・テヨンさんの登場となりました。スラッ
としたスーツを纏い颯爽と壇上に上がられると会場に、一際大きな拍手が響き渡りました。

◎名古屋の皆様にまず、一言御挨拶をDsc_1339_2
ユンさん「こんにちは、ユン・テヨンです。お疲れ様でした。映画はどうでしたか?皆さんによく考えてわかってもらえる様、一生懸命臨んだ映画なので大きな感動があると良いなと思います。」

金住さん
「名古屋は私の地元・出身地です。この映画は原作者として大変な思い入れを持っておりますが、ユン・テヨンさんに素晴らしいナビゲートをして頂きましたので、原作を書いた私としても、いろいろなところで私の言いたいことが込められていますので、大変満足しております。」




◎今回、初のドキュメンタリーに出演されたことについて

ユンさん「本当に面白かったです。台本を覚える必要もなく、私の感情に忠実にすればよかったので、すごくよかったです。」


◎ロケ地で印象的だったところについて

ユンさん「日本中を新幹線や電車を使いあちこちまわりました。福岡から京都までみて、本当に自然が良く保存されていてとても美しいと感じました。また日本中の一人一人の方が自然を良く思い、また歴史を良く思うところが印象に残りました。
…後は、食べ物がとても美味しかったです。魚ばっかりと、お寿司、お好み焼き、たこ焼き、うどん、ラーメン…本当にいろいろなものを食べました。」
ぞくぞくと食べ物の名前をいくつか日本語で挙げられました。


益田さんが今晩の夕食にと味噌煮込みをお薦めすると、是非是非。」と笑顔でお答えになられました。



◎映画の元になっている「李藝」を書くきっかけについてDsc_1344
金住さん「最初、李藝についての史実の参考本を渡されて読み、ものすごい人だと知り、どういう生き方をしてきたんだろうか、というのが、最初の私が小説を書きたいと思った動機なんですね。
8歳の時、母親を拉致され、それから71歳までの63年間母親を想い続けていた。その思いをどうしてそんなにずっと持続させられるのか?自分なりに想像し、史実には出てこないけれど母親は生きているという設定にしました。
また探し求めている間、母親は李藝が自分を探していることを知っているという設定にしました。
何を言いたいのかと言うと、李藝が63年間母を想い続けていた愛の深さより、実は母が李藝を思う愛の方が、質が違い高かった。“子が思う親への愛よりも、親が子どもを思う愛の方が更に深い”ということを言いたかった。それが、私が「李藝」を通じて書きたかったテーマだったんですね。」


益田さん「この映画ではあまり描かれていませんが、小説を読んで頂くと今のあたりがよくお分かりになると思います。」


また金住さんは、映画の中で「私は父親を世界一尊敬しています。」とユン・テヨンさんがおっしゃるシーンが一番響き、もっとも感銘を受けたそうです。


金住さん「まず彼がナビゲーターをするという決断をしたこと。小説を読み、母親の愛に目覚めて成長していくというところに自分と李藝とを重ね合わせたんですね。その上でナビゲーターをやるというのは、父親に対する愛なのだと思います。」



◎お父様のことについて

ユンさん「生まれてきた子たちは、親の愛を知らずに成長し、親になってみて親の愛というものがわかるようになります。自分の父親がどういう方であるかを一言で表すことは言い難いところがあるのですけれど、たくさん学ぶところがある人なので、それを見て私も子供を育てたいと思います。
李藝は600年も前の人で、今自分がナビゲートすることになり李藝のことを語っているわけですが、後、600年後の子孫たちに何を残せるかということを皆さんと考えていける映画になって欲しいと思います。」


◎どのように映画を観て欲しいか

金住さん「政治的だとか、経済的な面に対し我々は感知しません。そうではなくて我々はいったい何ができるのか、ということが一番大事なのです。
私は文化・教育の面で、人対人をいかに繋ぎ合わせることができるのか?ということが、自分にできる一番大切なことなんじゃないか、と思っています。この映画のテーマもそこにある。こうしたことをこれからも続けていきたいと思います。」

 益田さん「ユン・テヨンさんは韓日文化交流大賞の俳優部門を受賞されました。おめでとうございます。韓国ではドラマ化の話や、日本では映画化の話も出ています。その際の主役はもちろんユン・テヨンさんで。」

…との言葉に場内では大きな拍手が沸き起こりました。

 

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ここでサプライズイベントとして抽選会を行いました!

賞品はユン・テヨンさんのサイン色紙を3名様に。

当たりの抽選券をユン・テヨンさんに引いて頂きました。



見事引き当てられた幸運な3名様、おめでとうございました!

 




◎最後に

ユンさん「この映画に出演し、本当にいいことだったなと自分でも思っています。これからも日韓関係においていい映画がたくさんでてきたらいいなと思います。よろしくお願いします。」


金住さん「原作・映画に通じて一貫してあるのは、人対人の繋がりがどんなに大切であるか。特に親子の関係、先祖を敬うということ。同時にこの我々の世代が次世代に繋いでいくということ。これがいかに大事かということをテーマにしておりました。

映画では見事に表現されているという風に思っています。私と同世代の方々には是非自分の子どもたちに、親の愛というのは子どもが親を愛することとは質的に違うんだということを示して欲しい。それを語ることが必要だと思います。
是非、原作・映画を通じて感じたことを子ども・孫の世代に伝えて下さい。それが私の願いです。」


益田さん「皆さん、本当にありがとうございました。」

 

最後の言葉に会場は温かな拍手に包まれ、舞台挨拶は幕を閉じました。

 

舞台挨拶後、ユン・テヨンさんのサイン入りパンフレットを数量限定販売しました。多くの方にお買い求め頂き、完売!ありがとうございました。

 

ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました!

 

 

『李藝 最初の朝鮮通信使』は絶賛上映中です!

6月15日(土)~21日(金)までの休館を挟み、6月22日(土)から7月5日(金)までも上映致します。

ユン・テヨンさん、益田祐美子さん、金住則行さんの映画に込められた想いを是非、劇場でご覧下さい。




関連リンク:

『李藝 最初の朝鮮通信使』




文責:エヴァラーユ

 

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