『ロバと王女』 Cake d'amourのご紹介
12月24日より名演小劇場にて上映予定のデジタルニューマスター版『ロバと王女』。ジャック・ドゥミ監督の没後15周年記念としてスクリーンに蘇りました。今年は、第18回東京国際映画祭でもジャック・ドゥミ監督特集が組まれ、盛り上がりをみせています。
フランス映画界の名匠・ジャック・ドゥミ監督は、『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』といった有名作を次々と世に送りだしてきました。しかし、『ロバと王女』は、70年代に公開された後、ビデオやDVD化されることもなく“幻の傑作”と言われてきたのです。
そんな“幻”の『ロバと王女』が、ジャック・ドゥミ夫人でもあり映画監督のアニエス・ヴァルダ監修により、30年あまりの時を経てデジタルニューマスター版で復活しました。2004年ベルリン国際映画祭で上映され、大反響を呼んだことも話題となっています。
本作は、数奇な運命をたどるプリンセスの恋物話。大女優カトリーヌ・ドヌーヴの絢爛豪華な衣装や美貌にうっとりしつつ、キラキラと輝く夢見ごこちの世界をご満喫ください。
『ロバと王女』のデジタルニューマスター版を記念して、HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)が映画の中で王女が作る『愛のケーキ』を再現しています。その名もCake d'amour(ケーク・ダムール)。バター、砂糖、卵、粉の4つの材料を4分の1ずつ混ぜて焼き上げたケーキです。
ローズマリーのはちみつがしみこんだシンプルなケーキは、口にほおばると、ローズマリーの香りがほのかに漂います。花言葉は『私を思って』。一体この花言葉の意味するところは・・・?
そして、ケーキの中には、映画の中で焼かれる愛のケーキにちなんで、チェリーコンフィの指輪も隠されています。
Cake d'amour(ケーク・ダムール)は、松坂屋名古屋本店 本館B1にあるHENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)で購入できます。フランス公開当時のイラストをアレンジしたパッケージも可愛らしいです。
なぜ『ロバと王女』を?
なぜなら、王女が父親に結婚を申し込まれてもことわるから。
なぜなら、ロバがバカみたいに黄金の糞をするから。
なぜなら、人間の言葉を話すバラが
いつもあなたの目をみつめているから。
なぜなら、妖精が恋におちるから
(そんなことがあってはならないのに)。
なぜなら、美しい王子が不遇の王女をやっぱり
救ってくれるから。
なぜなら、この指と指輪のお話は、あなたにも、私にも、
とても好奇心をそそられるものだから。
(それだけは間違いないはず)。
だからこそ、『ロバと王女』は、
みんなのために絶対に
語らなければならない。
-ジャック・ドゥミ 映画監督
(訳:山田宏一) 『ロバと王女』プレスより
現在、名演小劇場の入り口横 共有スペースにて、ケーキのパッケージにも使われているオリジナルポスターを展示しています。フランスより直輸入の特大ポスター。是非劇場にいらっしゃった際には、ご覧ください。
ロバの毛皮に身をつつんだプリンセスの横顔が印象的です。
関連リンク:
『ロバと王女』 公式サイト
HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ) 公式サイト
文責:ホームページチーム・レイチェル